第1話 動き出す歯車
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白「…っ…!…あ、あぁ…すまぬ」
恋「気分でも悪いんスか?」
白「いや…問題ない」
恋「ならいいっスけど」
普段の白哉からでは中々有り得ない事だったので恋次は少し心配していたが、白哉の返事を聞いてその時はあまり気にしないようにした。
仕事をし始めてから1時間ぐらいたった時だった。
一匹の地獄蝶がヒラヒラと白哉のもとに飛んでくると隊首会の招集がかかった。
白「少し席を外す……後は任せた」
恋「はい!」
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山「諸君!急な招集すまない。今回は諸君に二つの報告が入っておる…先ず一つ目は……うぉっほん!…入ってまいれ」
総隊長の山本は扉の向こうに声をかけるとスッと扉が開き、一人の女性が中に入ってきた。
女性は栗色のサラサラした腰までのロングヘアーで瞳はブラウンでパッチリとして周りの隊長格さえも頬を赤く染めていた。
そしてゆっくりと山本の所まで来ると、他の隊長の方を振り向き挨拶をした。
しかし、これが切っ掛けで白哉にとても大きな衝撃を与える事となった。
「はじめまして皆さん!桜咲白鼡です♪」
白「∑っ…!!?」
白哉は目を見開き目の前に立っている女性を見ると、そこには紛れも無く70年前に死んだ恋人の白鼡だった。
何故…何故白鼡が此処に!?
あやつは昔死んだはず………そうだ…忘れもしない……この腕の中で…白鼡は…―――
【ねぇ…白…や……っ…ハァッ…】
雪の舞う中……
【…わたし……し…あわせ……だ…た…】
白い地面に鮮明に移りこんだ赤い血
【だから……わたし…が……し…でも……白…や……は…いき…て】
忘れぬことなど……できなかった。
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