「此処で一人で花見？」


隊舎の裏庭に美しく桜が咲き乱れていた。
白哉はそこが一番のお気に入りらしく、どんな時でもその桜を愛でていたい時はよく裏庭に来ていた。



すると白鼡も白哉と同様、その場所が一番のお気に入りらしく背後から声をかけると白哉の隣に歩み寄った。



白「…此処の桜は何時見ても美しい……隊長も花見を？」



「そ♪私も花見かな。此処の桜はね私の霊圧をねって木に注ぎ込んでるから年中咲き誇ってるんだよ……美しいものは何時までも見ていたいじゃないｖ」


そういって、白鼡は白哉の隣に腰をかけると時より吹く穏やかな風が桜の花弁と共に彼女の髪も攫って行った。



白「お言葉ですが、美しいものに永遠はありませぬ……いつしかは散り地へと帰る……」



「はは♪まぁ、そう寂しいことを言わないで白哉ｖ確かに永遠はないかもしれない…でも、この一瞬を私は少しでも長く見ていたのよ…桜のように散る前にね……」




隊長が私の隣にいてくれるだけで…


それはとても居心地が良かった


隊長は尊敬でもあり



唯一の居場所でもあったのだ







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