「私は何時だって白哉や尸魂界の皆にに守られたきた。
いつも側にいてくれて抱きしめてくれて……凄く幸せで…凄く嬉しくて……だから自分が自分で皆に辛い目に合わせたことが凄く許せないの。
今回のことだって私のせいで皆を傷つけてしまった………それに私は一度死人（シビト）になった者、皆の様に長くは生きられない。
それならば私は最後の任務を務めるまで」






そう言って白鼡はそっと白哉の手を包み込むと優しく微笑んだ。




「私からの最後のお願いだから」





白鼡は死文の斬魂刀を手にし立ち上がると、瞬歩でその場から居なくなり玄劉のところへと向かって行った。







玄「ガァアアアアアア！！」




゛ドォオオン！！”



そのころ阿修羅に体を乗っ取られた玄劉は尸魂界のあらゆるものを手当たり次第虚閃を打ち放ち、あたり一面大きくえぐられてしまっていた。





玄「おぉぉおおぁぁあああああああ！！！」



「そろそろ止めにしないか？玄劉……闇は何も救ってはくれはしない。それは私が一番感じたこと…………暗く、孤独で…淋しくて…光などどこにもない」




玄「ヴァァアアア！！」



「聞く耳持たないか……そしたら仕方ない。縛道の七十三゛魂塞（ｺﾝｻｲ）”」



゛バシィ！”



「どうだ玄劉。もはや動くこともできないでしょ？魂塞は自分の魂を縄にして相手の動きを封じる……いわゆる捨て身の技だ。どんなに強力な力をもった奴でも、この魂塞からは逃げることはできない。」




浮「あんな技…白鼡が使えたなんて」



白「っ……」



「何をボサッとしている白哉！！今のうちに早くとどめを！！」




白「っ……しかし」





私は一体どうしたら良い





緋真を失い…今度は白鼡をも再び失ってしまうのか？




私が抱いていた覚悟とは







こんなにも浅はかで







脆いものだったとは。












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