玄「ほぅ…さっきの攻撃のときに己の技で弾き返したか。反射力は中々のものだな小僧。」



黒「褒められたって嬉しかねーよ。良いのか？そんなにしゃべっていると……」



゛シュン！”



黒「命落とすぜ？」


一護は目にもとまらぬ速さで玄劉の背後へと回り込むと、素早く斬魂刀を振りおりした。



玄「フッ…甘いぞ？小僧」


゛ガキィン！”




なに！？俺の攻撃を受け止めた！？




玄「何をそんなに驚いておる？………己の攻撃を読まれていたことに驚いたか？イって置くが小僧、虚の力を持っているのは貴殿だけではない」


゛バシュ！！”




黒「っ！！……っ…くそ…」



「っ！！一護ぉ！！」



白「まて白鼡！」



「離して白哉！一護を助けないと！！」



白「今の兄の体では無理だ」



「無理かどうかなんて決めつけな………」








゛ギュ”







白「私はもう白鼡を手放したくない」





白哉の温もりが白鼡の体に伝わってきた。
その瞬間、抱き締められてるんだど気づくと
白鼡はそっと白哉を抱きしめ返した。




「大丈夫……大丈夫だから。私はみんなを守りたいだけ。だから、心配しないで」




彼女のその眼に一切の迷いはなかった。
それを悟った白哉は再び外抱きしめると、手を放し白鼡の耳元で囁いた。




白「ならば私も共に向かおう。もう手放したりはせぬ」




「有難う白哉…私も離れないから」







＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊





黒「ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…くそっ」




玄「どうした小僧。どんなに虚化したとて儂の足元にも及ばんではないか……これで最後にしてやろう。」




玄「死ね」





圧倒的に押されていた一護は体中に刀傷を覆いながら、体力的にも限界を感じていた。
そして玄劉は目の前にいる一護に向かって刀を振り降ろそうとした瞬間。





白「散れ、千本桜」


「奪い取れ…朧月」




゛ドォン！”



玄「Σっ！！」





白鼡と白哉の攻撃が玄劉に命中して、ものすごい爆音とともに辺り一面に衝撃波が
広がった。












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