「ほぅ…貴様はこの私に刃を向けるというのか」



白「……全ては白鼡と尸魂界の為……不浄となることがあるのなら私は例え誰であろうと容赦はせぬ」



白哉は冷静な視線を白鼡に向け、鞘から刀を引き抜いた。

しかしそんな表情一つ変えなかった白哉であったが、心中では愛しい者に向けているその霊圧も刃も視線も、今の彼にとってはとても苦しいものであった。



浮「白哉…無理はするな。お前だった本当は…」


白「しつこいぞ浮竹…私の気持ちはどうあっても変わらぬ」



「クス…良い覚悟でわないか。一つの迷いが周りを傷つけ、誤った判断が己を滅ぼす。貴様もその類かと思っていだがそうではなさそうだな………戦いとはそういうものでなくては面白くがない―――――…さあ、始めるぞ？」



白鼡は阿修羅を静かに自分の前かざすと、彼女を取り囲んでいた京楽達は先の攻撃のことを考えて一旦彼女から距離をとった。




「…新羅一節…「黒風」」


゛ｻｧｧｧｧ"



蜂「……？」


浮「……っ」


白「……」


京「……」



「クスッ……何を呆けておるのだ？」





゛バシュ！！”



「「「「Σっ！！？」」」」





一瞬何が起こったのか四人は理解できないでいた。


刀を開放したかと思えば、髪をなびかせる程度の風が彼らを包み込み、一向に攻撃をしてくるような気配がないと思った次の瞬間、彼らの体は見えない刃に体を切り刻まれ声を出す間もなく辺りは一瞬にして血で赤く染まった。







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