12話 私を見つけて
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十三番隊では大変なことになっていた頃、お尋ね者のヒカルは森外れにある崖の下で血を流して倒れていた。
彼女はいつものように新たなサボりスポットを探して草原をあるいていたところ、草で茂って先に崖があることに気付かなかった。
そして気が付いた時には遅く、足を滑らせて地面まで落ちていったのだ。
「……っ…最…あく…っぁι」
起きられない…体痛いしι
骨点折れてるかな?
頭からも血出てるし……何かボーっとするな
…もう夜か…隊長心配してるかな?
……もしかしたらこんな私に呆れて…探しにも来てくれないかも(苦笑)
………私……死ぬの…かな?
周りはすっかり暗くなり、彼女の見上げてる空は月と星だけが辺りを薄っすらと闇を照らし、ささやかな風と木々が揺れる音だけが響き渡っていた。
こんなことなら今日はおとなしく隊舎にいればよかったかな……あぁ…何だか…眠い……
薄れ行く意識の中、彼女の瞳は段々と重くなってきた。
しかしそのとき遠くから人の声が微かにヒカルの耳に入ってきた。
ん?……声…―?
やばいなぁ……とうとう幻聴も…聞こえて……。
「……っ……ヒカル!」
幻聴…じゃ……ない?
幻聴と思っていた声は次第に段々大きくなり、自分でもはっきりと聞こえるようになってきた。
この声……浮竹……隊長?
浮「ヒカル!!大丈夫か!?聞こえるか!?ヒカル!!」
「隊…ちょ?……どうし…て」
今自分の目の前にいるのは幻でも夢でもない本物の浮竹だった。
息を切らせた浮竹は崖の下でヒカルを見つけるとゆっくりと抱きしめ、自分の腕の中に閉じ込めた。
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彼女はいつものように新たなサボりスポットを探して草原をあるいていたところ、草で茂って先に崖があることに気付かなかった。
そして気が付いた時には遅く、足を滑らせて地面まで落ちていったのだ。
「……っ…最…あく…っぁι」
起きられない…体痛いしι
骨点折れてるかな?
頭からも血出てるし……何かボーっとするな
…もう夜か…隊長心配してるかな?
……もしかしたらこんな私に呆れて…探しにも来てくれないかも(苦笑)
………私……死ぬの…かな?
周りはすっかり暗くなり、彼女の見上げてる空は月と星だけが辺りを薄っすらと闇を照らし、ささやかな風と木々が揺れる音だけが響き渡っていた。
こんなことなら今日はおとなしく隊舎にいればよかったかな……あぁ…何だか…眠い……
薄れ行く意識の中、彼女の瞳は段々と重くなってきた。
しかしそのとき遠くから人の声が微かにヒカルの耳に入ってきた。
ん?……声…―?
やばいなぁ……とうとう幻聴も…聞こえて……。
「……っ……ヒカル!」
幻聴…じゃ……ない?
幻聴と思っていた声は次第に段々大きくなり、自分でもはっきりと聞こえるようになってきた。
この声……浮竹……隊長?
浮「ヒカル!!大丈夫か!?聞こえるか!?ヒカル!!」
「隊…ちょ?……どうし…て」
今自分の目の前にいるのは幻でも夢でもない本物の浮竹だった。
息を切らせた浮竹は崖の下でヒカルを見つけるとゆっくりと抱きしめ、自分の腕の中に閉じ込めた。
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