市「名無しちゃんが心配せんでもええよ・・・五番隊隊長はんはそんな事で名無しちゃんを嫌ったりせぇへん・・・それに今日は現世に虚退治に行ってるただけやから直ぐに帰ってくるよｖ
その時にまた話を聞いたらええやん」


ギンは何時ものギンからではありえないような言葉で彼女を慰めていた。
しかし、一匹の地獄蝶が名無しの元へやってくると、今の彼女にとって思ってもいなかった出来事が伝達された。


『四番隊より三番隊副官補佐殿へ緊急伝達です！！
現世にて虚退治に向かわれた五番隊隊長が重傷です！！
至急四番隊に向かわれてください！』


「ッ！！？？・・・・惣・・右・・介」

伝達を聞いた名無しは何のことなのかサッパリ状況が呑み込めず頭が真っ白になっていたが、気が付くと瞬歩で四番隊に向かっていた。




惣右介・・・嘘だよね！
死んだりしないよね！
私まだ惣右介に謝ってない！！
ちゃんとゴメンって言わなきゃいけないのに！！



名無しは重い足取りで四番隊の前に立っていた。
頭の中では早く藍染の傍に行ってあげたいのだが足が前に進もうとしてくれなかったのだ。

「何をしているのです？名無しさん」


急に声を掛けられ肩をビクッと震わせ後ろを振り向くとそこには四番隊隊長の卯ノ花隊長が立っていた。

「行っておあげなさい
今個室で寝てますから・・・・藍染隊長は貴方が来るのを待っていますよ」


名無しは卯ノ花隊長から背中を押され急いで藍染が寝ている病室に駆け込んだ。







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