40話 僕がきみを、想う気持ち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あ〜…∪
喜助さん泣いちゃった∪」
あんな喜助を今まで見た事なかった名無しは、「ちょっと言い過ぎちゃったかな」と少し反省していると、二人のやり取りを料理しながら見ていたテッサイがキッチンから出てきた。
テ「すみません名無し殿、店長がいつもご迷惑をおかけして」
「いえ、私の方こそちょっと大人気なかったかもしれません∪」
テ「店長は名無し殿にご迷惑をおかけしていますが、あんな風に接しているのは名無し殿だけなんです。
それどころか今まで心の底から誰かを好きになる事なんて今までなかったんです」
「え?そうなんですか?」
テ「はい。
名無し殿が初めてなんです
こんなにも心を許しているのは…。
名無し殿がここに遊びに来てくれるのを店長はとても楽しみにしていますし、貴方の笑顔が店長の支えでもあったんです。
確かにいつもの店長の言動や行動は私から見ても行き過ぎた所があると思いますが、でもその反面名無し殿の事を心から思っているという気持ちは嫌という程伝わってきます。」
「……」
テ「店長は名無し殿に対して好きと言う気持ちを抑えられず、こうやってご迷惑をおかけしていますが、どうか店長の事嫌いにならないでやってください」
「そ、そんな!
嫌いになんてならないですよ!
だからテッサイさん頭を上げてください!∪」
年上の方に頭を下げられたら、まるで私が悪い事をしちゃってるみたいじゃん!∪
「それに…喜助さんの事は嫌いじゃないですよ
まぁ、スキンシップは本当に困っちゃう所はありますけど∪
でも、それでも私も喜助さんと一緒にいる時間は本当に楽しいと思っていますから!
じゃないと毎日遊びにきたりしませんよ♪」
名無しはフフっと笑うと「そろそろ夕食ですよね?喜助さん呼びにいってきます」と言って彼の部屋に向かう事にした。
喜助さんは本当にいい人
虚に襲われそうになった時だっていつも助けてくれる
死神の事や尸魂界の事も沢山教えてくれた。
分かりやすいほど毎日飽きもせずに私の事を好きだと言ってくれるし…。
ーーこんな私の何処が良いのかなんて自分でも分からない
世の中には物好きがいるもんだなぁ〜
喜助の部屋に向かっている途中、名無しは頭の中でそんな事を考えながら長い廊下を歩いていると、彼のいるであろう部屋の前に到着した。
…喜助さんの事だから私が来た事も分かっているよね
それに喜助さんの事だからどうせいつもの彼に戻っているかもしれない。
でも……大の大人を泣かせてしまった以上、ここは私も謝っておかないと…∪
取りあえず謝っておくかと意を決した名無しは彼の部屋の扉を少し控えめにノックした。
.