38話 痛みは現実
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乱「あら?それって朽木隊長じゃない?」
「Σっ!(ドキッ)…ら、乱菊さん!?」
ある日六番隊副長補佐である名無しは、仕事の合間に白哉の写真を眺めていると、背後から現れた乱菊から突如話しかけられ驚いた。
名無しは持っていた写真を咄嗟に隠そうとしたが間に合わず乱菊に取られてしまった。
乱「フフフ♪
もしかして名無しって朽木隊長の事好きだったの?v」
「〜〜っ/////」
乱「あら、図星?」
図星だったらしく名無しは顔を真っ赤にした。
「そ、そうですよ!/////
好きですよ!悪いですか!?/////」
乱「誰も悪いだなんて言ってないわよ
恋愛は自由なんだから」
乱菊は名無しに写真を返すと、執務室に備え付けられているソファに座りお菓子を食べはじめた。
乱「告白とかしないの?」
「こ、告白!?//////
そんなの無理に決まってるじゃないですか!
隊長は貴族で私はただの死神
これから先の進展なんてあるわけないですよ」
乱「そんなの分かんないじゃない
案外上手くいくって事だってあるかもしれないわよ?」
「でも相手は朽木隊長なんですよ?
告白してOKを出すなんて乱菊さんは想像できますか?」
乱「………ま、確かにそうね」
名無しは乱菊に暖かいお茶を差出すと、そのまま彼女の隣に座り白哉の写真を見つめた。
「だから私はただ朽木隊長の事見ているだけでいいんです
それ以上の事を求める事なんてできないから…」
ーーそう
…私なんかが朽木隊長と釣り合うわけがない
乱「そう言えばさ、今日隊長は?」
「隊長は副隊長と一緒に現世ですよ
大虚が出たみたいで」
乱「副長補佐のアンタは行かなくてよかったの?」
「それが…本来なら私も一緒に行く筈だったんですが、朽木隊長から留守番をするように言われまして∪
ーーでも今回だけじゃないんです
ここ最近虚退治に行かせてくれなくて…行こうとしても副隊長と二人だけでいいと言われ、いつも留守番なんです
…私…足手まといと思われているんでしょうか?」
悲し気な表情を浮かべた名無しを見た乱菊は、何かが分かったらしく小さく微笑むと彼女の頭を優しく撫でて慰めた。
乱「大丈夫、大丈夫!
それは名無しの思い込みよ」
「…でも」
乱「まぁ、朽木隊長が何を考えているかは分からないけど、アンタの事足手まといとは思ってないはずよ♪
もしそうなら副長補佐になんてなれてない筈だからね」
「まぁ、確かにそうかもしれませんけど……」
乱「寧ろその逆かもよ♪」
「え?
それって…「あ!いっけな〜い!
私九番隊に書類を持っていかないといけなかったんだ!
じゃあ名無しまたね♪」
「え!?…ちょっ、乱菊さん!?」
乱菊は何か意味深な事を言っていたので名無しは聞き返そうとしたが、彼女は持っていた資料を抱えるとバタバタと六番隊の隊舎から出て行ったしまった。
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