34話 常に対決
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「ちょ、グリムジョーどうし……きゃっ!」
”ボフっ”
グリムジョーは名無しをベッドに押し倒すと、彼女の体はスプリングの反動で小さく上下に揺れ、その上からグリムジョーが上から覆い被さってきた。
想像もしていなかった彼の行動に驚いた名無しだったが、彼の真剣且つ切な気な表情を見て、彼女も少々困った表情を浮かべた。
グリ「…………俺は破面だ」
「……うん」
グリ「人間でもねぇし……人間や死神からすれば敵だ」
「……うん」
グリ「…交わる事はない……そう思っていた」
「……うん」
グリ「だが…テメェ自身に嘘を付いてまで、こんなに苦しい思いをするのはゴメンだ
………名無し
ーーー好きだ」
「……ぇ」
グリムジョーは名無しの頬にそっと手を差し伸べると、その肌をなぞる様にして指を滑らせた。
ゴツゴツとした指は、まるで壊れ物にでも触れるかの様に優しく、名無しもその手の上に自分の手を重ねた。
グリ「尸魂界で名無しを見たとき……柄にも無く惚れちまってた。
何度か諦めようとした…………だが……それでも名無しの事だけは諦めきれなかった
ーーでも、名無しが黒崎の方が良いってんなら
…俺は……俺は……。」
”フワッ”
グリ「っ!」
グリムジョーは自分の思いを必死に彼女に伝えようとした。
そんな彼の想いを真剣に聞いた名無しは、グリムジョーの背中に両手を回し、ギュッとその大きな体を抱きしめた。
彼女の行動に今度はグリムジョーが驚くと、名無しの体をベッドから抱き起こし、その上で胡座をかいている自分の太ももの上に名無しを座らせた。
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