34話 常に対決
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そのころ名無しはあれからグリムジョーが遊びに来ない事をとても心配していた。
一護は「別に心配する必要もねぇだろ」といって、彼自身も全然気にした雰囲気はなかったが、名無しは毎日来ていたグリムジョーがパッタリ来なくなった事を気にしていた。
本来なら敵である彼の事を心配するということ事態おかしなことだが、それでも名無しはこの1ヶ月間、『明日には来るかな?』と思い毎晩空を眺めていた。
そして今夜も月明かりが空を照らしているとき、名無しはベランダに出て空を眺めていると、頭上から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
グリ「風邪引くぞ」
「Σっ!!
グ、グリムジョー!?」
声のした方に視線を向けると、そこにはずっと待っていた彼の姿があり、驚きの声を出した名無しの所にグリムジョーは降りてきた。
「……」
グリ「………名無し…その」
1ヶ月ぶりに会う名無しを前にして、グリムジョーは何を言っていいのか分からずにいると、名無しは目の前にの腰にギュッと抱きついた。
グリ「Σっ!/////」
「良かった……グリムジョーが元気そうで
ずっと姿を見せてくれないから、怪我でもしてるんじゃないかって心配していたの」
グリムジョーは顔を赤く染めると、風に乗って彼女の体からは石けんの臭いが彼の鼻孔を霞めると、グリムジョーもその小さい体をそっと抱きしめた。
グリ「………悪かったな
心配かけたみたいで」
「ううん…グリムジョーが元気なら私はそれで十分だよ
でも本当に会えて良かった」
名無しはニコッと彼に笑顔を向けた。
グリ「……名無しーーー俺は」
「…ん?」
【アンタって口では偉そうな事言ってるけど、本当は弱虫なんじゃない?】
【そんなんじゃ一護にも勝てないわよ】
グリムジョーの中でネルの言った言葉が大きく頭の中に響き渡り、ギュッと名無しを抱きしめていた腕に力を込めると、彼女の体を抱きかかえ室内へと入っていった。
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