33話 嫉妬は常に付き纏う
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「お邪魔しまーす!」
黒「どうせ誰もいねぇんだし、挨拶なんていらねーよ」
「でも一応礼儀としてね。
あ、冷蔵庫開けるね!」
黒「おぅ!適当に詰め込んどいていいからな。
俺は着替えて来る」
いつも上がり込んでいる一護の家だが、今日は誰もいなかった為室内は暗く、シンっと静まり返っており、名無しは先ほど買ってきた食材を冷蔵庫にいれていると、一護はその間に制服を脱ぎに部屋へと入っていった。
部屋に戻った一護は制服の上着を脱ぎ、ボフンっと音を立ててベッドにダイブし、今日あった事を思い出すと同時に、名無しの事を考えていた。
……アイツはただの幼なじみだ。
昔っから誰にでもニコニコしてて…皆からも好かれていた。
それは昔からかわってねー。
アイツの周りには沢山の人がいる……だけど…
名無しの周りに一人…また一人と増えていく度に…
俺は何処か不安になってしまう
名無しが俺から離れて行ってしまいそうで
手放したくない!
誰にも渡したくない!
”コンコン”
「一護?入るよ?」
黒「っ!あ、あぁ!」
突然扉のドアがノックされ、名無しの声が聞こえてくると、一護はベッドから体を起こして扉を開けた。
黒「どうかしたか?」
「あ、ううん。
…今日の一護少し様子が変だなって思って…ちょっと心配で」
部屋に入ると、名無しは少し様子のおかしかった一護の事を心配し顔を覗き込んだ。
黒「っ…い、いや…別になんでもねーから」
「うそ!
一護隠してるつもりだけど、隠しきれてないよ。
…小さい頃からずっといるんだもん。
何かあるんならちゃんと言って?」
ちゃんと…
伝えたら…
名無しは俺の側にいてくれるか?
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