33話 嫉妬は常に付き纏う
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何でだ…。
なんだかスゲーイライラする。
喜助から代行証を返してもらい、二人はスーパーに寄って夕食の食材を買う事にした。
夕方のスーパーには多くの主婦達が、今夜は何にしようかと頭を悩ませながら買い物しており、名無しも今夜はどうしようかと悩んでいた。
「ね~一護?
今夜は何が食べたい?」
黒「んぁ?…あ~…俺は何でも良いけど」
「その何でも良いが一番困るんだから∪
ん~…じゃあ」
陳列棚に目をやり、どうしようかと色々悩んでいる彼女の横で、一護は名無しの表情を見ていた。
俺はなんでこんなにも名無しの事になると余裕が無くなるんだ?
もしかして…俺……
…名無しの事…
いやいや!名無しは幼なじみで家族みたいなもんだ!
そんな筈はねぇ…
「……ご?」
そんな筈は…「一護!?」
黒「Σっ!…あ…悪ぃ…∪」
何度呼びかけてもボーッとしている一護に、名無しは何度か声をかけると、ハッとした一護は若干驚いた表情を浮かべていた。
「本当に大丈夫?
直ぐに買い物済ませるから、むこうのベンチに座って待っててもいいよ?」
「…あ……あぁ…
じゃ終わったら教えてくれ」
一護は出入り口付近にあるベンチを見つけると、彼女の買い物が終わるまで座って待つ事にし、そんな彼の背中を心配そうに名無しも見つめていた。
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