32話 貴方だけに構ってほしい
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「すみません隊長
恋次がそう言ってるので、やっぱ鬱陶しい存在には違いなかったです」
平「……阿散井……俺…もう一度現世に戻ろうかいな」
「あの、現世に戻るのは勝手ですが、私まだ仕事残ってるんで邪魔だけはしないでくださいね~。」
名無しは落ち込む平子を軽くあしらい、その場を恋次に任せると、部屋を出て資料室へと向かった。
彼女自身も恋次が自分に好意がある事は知っていた。
前から何度か告白をされたときに、「真剣に付き合ってほしい」と言われたが、名無しは仕事を優先に考えてしまい、どうしても恋次の事を受け入れる事が出来ないでいた。
…ハァ…別に恋次の事は嫌いじゃない。
こんな私の事を好きだと言ってくれるのは、正直嬉しいし嫌な事でもない。
でも…でも…
「恋次を虐める方が楽しくて仕方が無いから止められないんだよね~♪」
名無しは資料室で作業をしていると、知った霊圧が近づいてきてるのが分かり小さく溜め息をついた。
”ダダダダダダダダ!!”
恋「名無し!!!」
「やかましー!!#」
”バコーン!”
恋「Σオブゥ!!」
勢い良く扉が開かれたと同時に、恋次が彼女の声を大声で叫びながら入って来ると、それと同時に名無しは持っていた広辞苑ぐらい分厚い本を恋次の顔面に投げつけた。
「此処はギャーギャーと喚き散らかしながら入って来る所じゃないんだよ!#
あんた壁に「お静かに」って紙が貼っているのが分からないの?あぁん!?##」
恋「いや、今は名無しの方が煩くしてるじゃねーか!∪」
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