30話 君への確かな想いは…No2
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人気の無い白い廊下を暫く歩くと、二人は大きな扉の部屋の前にいた。
扉1枚で隔てられていようと、その向こうからは覚えのある霊圧が自分の方まで漂ってき、杏理は再び警戒心を露にした。
…この中に藍染が…。
グリ「グリムジョー入ります」
ゆっくりと扉が開かれ、グリムジョーが入っていく後ろからついて行くと、彼女の目の前には玉座に座っている藍染と市丸、東仙、そして周りにはエスパーダの姿があった。
「…っ……藍…染」
藍「やぁ、久しぶりだね杏理
手荒な真似をしてすまなかった。
だが私達は心から君の事を歓迎するよ」
「歓迎してもらわなくて結構
それに私はアンタと世間話をする為にいるわけじゃない。
用件はないわ!私を現世に帰して!!」
藍「それは出来ない頼みだな
なぜなら君は私達にとって無くてはならない存在だからだ」
「どういう事…」
藍「そのままの意味だよ
君の霊圧とこの崩玉の力を融合させ、別の杏理を誕生させる。
通常の霊力が崩玉の力によって倍増させるのと同時に、君には指名として黒崎一護、及び他死神の抹殺だ」
「…Σっ!!?」
藍「いまだかつて死神、ましてや人間に崩玉の力を使った事が無かった。
副作用がどう出るか、破面や死神とどう違いが出るか…。
誰も試した事の無いことに興味があってね。
もし成功すればその力で現世も尸魂界も消滅させる事は雑作も無い事かもしれない。
君も興味があると思わないかい?」
藍染は不敵な笑みを浮かべ、その冷たい視線を杏理に向けると、彼の考えている事に寒気がしたのか、彼女はただ目を見開く事しか出来なかった。
あの人は…何を言ってるの?
崩玉との…融合?
現世と尸魂界の消滅?
一護の……抹殺…?
私…が?
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