黒「………杏理は………破面に連れてかれた」






「「「「っ！！？」」」」





黒「藍染は杏理を狙っていた……絶対に渡すかって思っていたが……俺は守れなかった」







一護は布団をギュッと握りしめ、ギリギリと歯を食いしばった。






喜「黒崎さん、藍染が杏理さん必要としているのであれば、殺される事は先ず無いでしょう。
彼が何を目的にしているのかは分かりませんが、此処は冷静に「待っていろって言うのかよ！？」






ル「一護！」







黒「杏理が攫われたんだぞ！？
今こうやって話しをしている間にも、杏理は……杏理は！！」







石「落ち着け黒崎！！」







黒「うるせぇ！！
俺は直にでも虚圏に行く！！」







一護は焦りを露にし、布団から起き上がろうとしたが、石田やチャドに体を押さえ付けられていた。








喜「分からない人だなぁ。
今の黒崎さんじゃ勝ち目が無いって言ってるんスよ。
そんな死にかけの体で突っ込んでいって何になるというんスか？
またあっさりやられて布団の中に逆戻りする気か？」








黒「っ…！」








ル「一護、貴様だけではない。
杏理を助けたいと思うのは皆同じだ。
だが、今は自分の体を治す事が優先だ」







黒「……杏理」





織「……黒崎君」








…杏理






…直にでも助けにいきてぇ





…直にでも声が聞きてぇ






…直にでも………。







絶対助ける！！







だから…だから！……無事でいてくれ！！
















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