28話 死神に…人間に…恋をした
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「なんで私を此処に連れてくてくれたんですか?」
恋「…え……まぁ…/////…なんつーか////……」
俺の事を覚えててほしかったから
この赤い髪の色を
この夕焼けを見て、俺だって事を覚えていてほしかったから
あの場所にいたのだって偶然じゃない
浦原商店で見て、初めて一目惚れをした。
なにか知り合う切っ掛けが欲しかった。
恋「そ、そんんことより名無しは何でずっと空を見てたんだ/////」
「…え/////」
俺は意地悪だ。
名無しが俺の事を見ていたのぐらい気づいてた。
気づいてたけど…聞いてもみたかった。
「私は………私は………赤い夕日が、まるで恋次さんの様に見えたから/////」
恋「…え?」
「夕焼けに染まる恋次さんの髪は綺麗で…まるで燃えているかの様に見えて。
その鋭い眼差しはこれから訪れる夜の闇を切り裂く様な感じがして……触れたら切られてしまうんじゃないかと思う様な霊圧で……でも、握手をしたとき、そこから伝わってくる温もりが暖かくてドキドキしたんです////」
照れて赤いのか、夕日で赤いのか、どちらとも分からない表情に、恋次はたまらず名無しの事を抱きしめた。
大きな体で彼女の事を包み込み、名無しは一瞬何が起こったのか理解出来ずにいた。
”ギュ!”
「っ//////」
恋「なぁ……自惚れてもいいか?/////
そう言う事なんだって……思ちまっても良いのか?
俺は死神で、名無しは人間だ」
「はい、良いですよ。
それに……一目惚れしちゃったんですから仕方ないじゃないですか/////」
恋「そうだな……俺も実は一目惚れだ/////」
夕焼けとともに馴染んでいくその髪の色
暖かくて
まぶしくて
闇夜も切り裂くその眼光
鋭くて
少し怖くて
……でも……そんな貴方にドキドキしちゃってます。
END