28話 死神に…人間に…恋をした
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恋「あんた、今日一護と一緒にいた…名無しだったっけ?」
「Σひゃぁあ!/////」
先ほどまで電柱の上にいた彼が、突然自分の背後から声をかけて来た事に驚き、思わず名無しは変な声を出してしまった。
恋「あ、わりぃ!脅かすつもりじゃ無かったんだが∪」
「わ、私こそ大きな声を出してごめんなさい//////」
恋「今帰りなのか?」
「はい、さっき一護と別れて。
そしたら恋次さんを見かけたもんだから♪」
恋「そっか…………あ、なぁ!少し時間あるか?」
「え?…えぇ、大丈夫ですけど」
恋「よっしゃ!じゃあちょっと移動すっからしっかり掴まっとけよ」
「…え?…きゃぁっ//////
ちょちょちょ!恋次さん!?/////」
恋次は名無しを抱きかかえると、いきなりの事で驚き、思わず恋次の首元にギュッと腕をまわした。
さっきあったばかりで、一目惚れをした人がこんなにも近くにいると分かると、名無しは先ほど以上に顔を真っ赤にした。
しかし、恥ずかしがっている時間もあっという間に去り、先ほどの表情とは一変して、今度名無しは
ゲッソリとした表情に変わっていた。
「…ハァッ…ハァッ∪」
恋「やっぱ、人間に瞬歩はヤバかったか?∪」
「め、目がグルグル回ってますぅ〜∪」
恋「ククク…あんた面白いな♪」
「恋次さんの所為ですけどね!」
名無しがゲッソリしている傍ら、そんな彼女の事が面白かった恋次は悪戯っ子のようにして笑っていた。
その姿を見た名無しは、こんな風に彼も笑うんだと新たな一面を発見すると、先ほどまでの怒りもどこかへ消えていってしまった。
「でも、良いですよ。
こんなに素敵な所に連れてきて貰えて嬉しいです」
大きな木に背を預けその場に座り込むと、彼らの視線の先には夕日に染まる空座町の景色が広がっていた。
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