27話 執着心の塊
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”ダダダダダダダダ!!”
「真子ィ!!」”バンっ!”
ある日三番隊の隊首室の扉を勢い良く開けて入ってくる者がいた。
彼女の名前は三番隊三席の名無し。
貴族であり霊力も隊長クラスに匹敵するのだが、名無し自身が面倒な事はやりたくないという事から、三席に在籍している。
容姿はともて美しく見た感じ接しにくい雰囲気もあるが、名無し自身も着飾るような事は好まず、性格も明るくおおらかだっただめ、他の人たちも彼女とは気軽に話しができていた。
そして、その彼女が今、自分の隊の隊長である平子に血相を変えて隊首室へとやってきた。
平「なんや朝っぱらから騒々しいやっちゃなぁ」
「お願い!助けてよぉ!」
名無しは部屋に来るなり平子の座っている後ろに身を隠すと、そこでブルブルと震えながら霊圧を消していた。
平「また白哉かいな?」
「うん!…凄ぉーくしつこくて∪
朝から結婚の話しを持ちかけてくるんだよ!?
あり得ないでしょ!?」
平「結婚したらエエやないの」
「……その鬱陶しい頭、刈り上げてあげようか#」
平「Σえぇ!?∪」
「っていうか、何で私があの変態と結婚しなきゃいけないのよ#」
平「何処があかんの?
名無しも白哉と同じ貴族やし、容姿だって美男美女で問題あらへんやろ」
「……めでたい頭で羨ましいよ
所構わず子づくりだの安全日だの言ってくるし、現世で着られているというメイド服やセーラー服を送りつけてくるし、家で寝ていたら勝手に布団に入ってくるし#」
平「………名無しも苦労してるんやなぁ」
「苦労ばっかりよ#
だから、白哉が来てもここにはいないって言ってて!」
名無しから白哉の事について色々聞くと、平子が思っていた以上に知らなかった彼の一面を知ってしまうと、引いてしまうところがあった。
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