26話 離したくないから
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「今日は天気がいいね雨ちゃん、ジン太君」
雨「…うん……最近…ずっと雨ばかり…だったから」
ジン「はぁ~こんなに天気がいいと、逆にムカつく#」
空座町は此処最近まとまった雨が続いており、外に出たくても気分的にも、気怠さに包み込まれるような日々が続いていたが、今日は珍しく太陽が顔を出していた。
ん~…今は2時か
この後はお布団を取り込んで、部屋の片付けぐらいだしいっか。
「ジン太君、雨ちゃん、この後はもうすることもないから遊びに行ってきていいよ」
雨「い…いいの?」
ジン「本当か!?」
「うん♪折角のいい天気なんだしね!それに子どもは外で元気に遊ぶのも仕事の一つだからね」
その言葉を聞いた2人は、手に持っていた掃除道具を急いでなおすと、夕方には帰ってくると言い残してお店を後にした。
名無しも外の掃き掃除を終わらせ、次にお布団を取り込む為に裏庭へと向かった。
「本当に久々に天気がよくなってよかったぁ♪
お布団もふかふかであったかいv」
全員分の布団を取り込み、名無しは喜助の部屋に持っていくと、彼女の視線の先には窓際で横になっている喜助の姿があった。
あ、喜助さん
寝ちゃってる
いくら暖かくても、あのままじゃ風邪引いちゃうよね。
名無しは持ってきた布団を押し入れになおし、ハンガーにかけられている喜助の羽織りを手にすると、起こさないようにそっと身体にかけた。
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