恋「そっちのほうが犯人も捕まえやすいだろ？ま、何かあったら俺達が助けてやるから♪」


乱「そうねぇｖそれなら直ぐに解決するわ！」


雛「頑張ってねｖ名無しちゃん！」


「っておとりは私かい！」






＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



その夜、深い闇に包まれたとき恋次達のおとり作戦が始まった。

名無しはいつもどおりに部屋に戻りいつもと変わらないような自由を過ごしていた。

そして、恋次と乱菊と雛森はその痴漢を何時でも捕まえられるように部屋の隅に隠れて時を待っていた。



「ふふふ…さぁ痴漢よ！来るが良い！この愛と正義と美の死神が間髪入れずに成敗してやる♪」



それから暫くしてのことだった。
外の風も穏やかになり、虫の音も静まりかえったそのとき、フッと部屋を灯していた蝋燭の火が消えてしまい、辺りが真っ暗になった。



「っ！……何か出そうな気配ι」



名無しは再び火を灯そうとしたとき、突然何者かが部屋に侵入し名無しに襲い掛かってきた。


「クククっ…大人しく「曲者じゃああ！！」


゛ジャキン！”


「うぎゃぁああ！ιι」


男が名無し耳元で何かを話そうとしたとき、彼女は持っていた刃物ですぐさま切り付けようとしたが、相手も物凄い反射神経で悲鳴を上げながら避けた。





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