17話 君は特別だから
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「恋次ぃぃぃぃぃ!!!」
恋次が大量の書類に筆を通していた時だった。
勢いよく扉が開かれたと思ったら、そこには息を切らせながら顔を紅くした同じ隊の名無しがいた。
恋「…ど…どうかしたのか?そんなに息を切らせてι」
恋次はいきなりのことに目を見開き、書類に走らせていた筆を止めて彼女の所に向かった。
恋「兎に角落ち着けよι」
「ハァ…ハァ………落ち着いた」
恋「よし、それで?一体何があったんだ?」
名無しは深呼吸をして落ち着きを取り戻すと、恋次に一通りのことを話した。
「さっき朽木隊長に会ったの!そしたら…何か様子が変だったの!」
恋「様子が?…どのようにだよ?」
「何か、ベタベタとしてくるというかいつも見せないような微笑を見せるというか、すごーーーく優しすぎるというか……そんな感じで変なの!!だって他の死神に対しては感情を出さないのに、何故!?」
恋「………ι(そういえば朽木隊長って名無しのこと好きだったっけ?でもコイツも激ニブだなι)」
「急に黙ってどうかしたの?」
恋「∑えっ?…いや、何でもねーよ。それより朽木隊長は大丈夫だと思うぜ?朽木隊長は……ん~~…まぁ、一種の病気にかかってるだけだからな(笑)」
「病気だったの!?……だからあんなにキモいほど変だったんだ……じゃあ治るまで隊長には近づかないようにしないと」
恋「でも、その病気は名無しにしか治せねーと思うぜ?」
「…―へ?…でも病気なら四番隊に行ったほうが……」
「四番隊じゃ治せないんだよ。ま、後は頑張れよ!」
恋次は笑いながら名無しの背中を押して、外に追い出すと、自分は途中だった仕事を再開した。
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