白「……どうやら耳が聞こえぬようだな。私は失せろと言ったはずだが……」


岩「ゴチャゴチャうるせぞお坊ちゃん！！あんたら貴族はどうか知らねぇが、この程度でビビッて逃げるような腰抜けはいねぇんだよ！！志波家の男の中にはな！！！」


岩鷲の名前を聞いた瞬間、白哉は微かに眼を見開き、鞘から斬魂刀を構えた。


白「―――志波……そうか…貴様志波家の者か……」


ル「∑っ！（まずい…！！）」

白「…ならば手を抜いて済まなかった……貴様はここから…生かして帰すまい」


ル「だめです！兄様！！！」


白「散れ……『千本桜』」


白哉は斬魂刀を解放した瞬間持っていた刀身か消え、ルキアは大声で逃げろと叫んだ。


そして、もう駄目だと思ったその時、岩鷲の前にギリギリで駆けつけた幸恵が現れた。



「……映し出せ……『紅覇』」



゛ガガガガガガガガ!!!"



白「∑っ!!?」

「「「∑っ!!?」」」


「そんな物騒なモン使っちゃ駄目じゃん白哉！…岩鷲の刺身なんてぜっっっっったい美味しくないから止めておきなさい！」

岩「来て早々失礼な奴だな＃＃」


幸恵は白哉の千本桜を全て叩き落すと、自分の斬魂刀を鞘に収めた。



白「千本桜…だと…幸恵…今のは…？」


「ん？あぁ、私の斬魂刀は相手の技の能力・力・速さを全て同じようにコピーできるの♪プラス、私が出す技はその3倍で帰すんだけどね。」


花「…幸恵…さん」

ル「…っ…幸恵」


「間に合ってよかったよ。でも、岩鷲には怪我させちゃったね……ゴメン」


幸恵は懐から布を取り出すと、怪我している岩鷲の左腕に巻きつけた。





.