「ねぇ白哉……この斬魂刀って名前を聞くのにどのくらいの時間が掛かるのかな？」




白「…訓練しだいだが並みの死神で一ヶ月は掛かるだろうな…だが幸恵はまだここに来たばかりだ、そう急ぐこともあるまい」




白哉は優しく彼女の頭を撫でると歩き始めた。





一ヶ月！？………それじゃ……駄目なのよ……それじゃ……ルキアを守れない……



「それじゃあ駄目なのよ！！…私はそんなことに長い時間かけることは出来ない！！……それじゃあ間に合わないのよ！！」




彼女は腕の中で光る斬魂刀を握り締めた。




白「どうしたのだ」





「っ………やってやろうじゃない…並みの死神が一ヶ月なら…私は一週間でこいつの名前を聞き出してみせる！！」




見てなさい！？この私が何が何でもこの斬魂刀の力を引き出してみせる！！

たとえこの命尽き果てようとも、私の大切な人たちは傷つけさせやしない！！

私がこの世界を変えてやる！

これからは……死ぬ気でぶつかってやろうじゃない！！



覚悟しろ！！








END