藍染に襲われかけて、急いで五番隊から逃げだした幸恵は瞬歩で六番隊へと戻ってきた。



破かれた服を片手で胸元を隠し、彼女の藍染に対する怒りは爆破寸前だった。



あ～～い～～つ～～＃＃嫁入り前の女子の身体に手ぇ出しやがって～！！＃＃＃
絶対に殺してやる～！！！



幸恵は怒りを彷彿させながら廊下を歩いていると、曲がり角のところで人とぶつかってしまった。
彼女はその反動で後ろにこけそうになったが、直ぐに抱きとめられた。




白「怪我はないか？」




「あ、びゃっくん」



白「…その呼び方は止めろと申しておるだろう」



「はいはい、受け止めてくれてありがとうｖ白哉♪」



白「……/////別にかまわん……？幸恵その服はどうした」



白哉は彼女に視線を送ると不自然に破かれた服に疑問を抱いた。



「ん？あぁこれ？＃＃……ちょっと先ほど変態に襲われてね＃＃」



白「首元も紅くなっておるぞ……………来い」



暫く黙り込んでいた白哉は突然幸恵の腕を引っ張るとどこかに向かって歩き出した。
そして驚いた彼女も何処に連れて行かれるのか分からないまま、急ぎ足で白哉の後についていった。





「ちょっ！ちょっと白哉！？何処に行くのよ！？腕痛い！………ってえぇ！？//////」



必死についてくる彼女に目を抜けると白哉は彼女の体を持ち上げてお姫様抱っこをした。




「マジで勘弁してよ！/////かなり恥ずかしいんだから！！//////」




白「少し静かにしていろ」





鋭い瞳で睨まれグッと黙り込んだ幸恵は何も言えず、只黙って連れて行かれた。








.