目が覚めたらいつもと変わらない一日が始まると思っていた。
見慣れた部屋、住み慣れた家、楽しい家族。


でもそれは違っていた。


目を覚ますとそこは見慣れない部屋で、私はまだ夢を見ているのかと思った。


「ここ何処？……夢？」



私はそれを確かめるべく頬を「これでもかぁぁ！！」ってくらい抓った。


「いったぁぁいι！！」

その痛さからして夢じゃないことが発覚。



「私いつにいつの間に拉致られたの？（泣）」



頬を擦りながら部屋を出ようとしたその時、急に扉が開かれた。
反射的に私は開かれた扉を見るとそこには願ってもいなかった人がいた。



喜「おや？目が覚めたみたいっスね♪」


駄菓子屋の店長である浦原喜助だった。
呆然と立ち尽くしていた私は、彼をみていた。



「う…ら…原……喜…助さん」


「私のことよくご存知ですね？あなた一体何者なんです？」


先のことを考えず、突拍子に彼の名前を言ってしまったことに少し後悔するι
なんていえばいいんだろうι
本当の事言って信じてくれるのかな？


すると喜助さんは霊圧をあげると、再び私に同じ質問をしてきた。


喜「何者かと聞いてるんスよ？」


「では今から本当の事言いますのでそれを信じてくれますか？」


喜「内容によりますね」


そして私は私の知ってる限りのことを彼に話した。











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