第49話 今はただ信じて突き進む
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ウル「……黒崎一護か」
「…えぇ、そうよ
言っておくけど今から自分の部屋に戻る事はしないわ
何があろうと誰の命令も指示も受けない」
ウル「ーー藍染様の命令がくだされない限り、俺に何かを命令する義務は無い
…一つ聞く
そんなに俺の宮に行きたいか?
そんなに仲間に…奴に会いたいか?」
「もちろん!
私は皆に…一護に会いたい!」
ウル「…っ」
彼女の必死なその願いにウルキオラは心にズキッとした痛みを感じた。
何だこの痛みは…
なにも無いはずだが…締め付けられる様な息ができない様な感じがする…
ーーそう言えば前にもこのような事が…
「…ル…オラ?…ウルキオラ?」
ウル「っ!…何だ」
「何だじゃないわよ∪
急に黙っちゃうから心配したじゃん
それで一護に会わせてくれるの?」
彼女の言葉にハッとしたウルキオラだったが、またいつものように無愛想な表情に戻った。
ウル「そんなにあの男に会いたいなら会わせてやる
ーー着いてこい」
幸恵は彼の後ろを付いて歩き、長い廊下を突き進んでいった。
一歩、また一歩と歩みを進めるごとに一護の霊圧は段々と強くなっていくと同時に、ウルキオラは今まで感じた事の無いモヤモヤとした感情に襲われていた。
…なぜこうも胸がモヤモヤしている?
これから戦いが始まるからか?
いや…違うーー。
奴の力は俺の足下にも及ばないほどのゴミ以下だ。
じゃあ何故だ?
ーー俺には…分からん…。
風景が変わらない廊下を歩き、ウルキオラは下へと続く階段の入り口の前で立ち止まった。
視線の先に映っている死神を見下ろし、表情一つなえる事無くウルキオラは言葉を発した。
ウル「力ばかりの餓鬼だと思っていたが
存外そうでもないらしいな」
黒「ーーっ!」
彼の声に気づいた一護は声のする方向に視線を向けると、そこには重苦しい霊圧を放っているウルキオラが自分の事を見下ろしていた。
黒「………て………てめぇは………」
ウル「久しぶりだ
死神」
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