第48話 勝つ自信
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「全滅するって誰が決めたの?」
織「…っ…!
幸恵…ちゃ…ん」
ウル「……」
「『こうなる事は最初から予測できた』……本当にそう思う?
神でもない貴方がどうしてそんな事予測できるのかしら?」
ウル「弱者はどんなに足掻こうと強者には勝てん」
「えぇ…その通り
『初めから勝つ事を諦めてしまった弱者』…ならね
でも一護達は此処へ負けに来たんじゃない
勝ちにきたのよ
貴方達から見たら弱いかもしれないけど、『勝ちにきた弱者』はもっと強くなるわ
ーー愚かでも馬鹿な連中でもない
自分の力量以上の強さを秘めているからこそ、多少の無茶をするし、一生懸命にだってなれる
勿論私も勝つ事は諦めてないわ」
織「ーーっ」
幸恵は目に涙を浮かべている織姫の頭にそっと触れ、優しく撫でながらウルキオラに小さく微笑むと、「一時間後にもう一度来る」とだけ言い残し部屋を後にした。
「…大丈夫?織姫」
織「ぅ…ぅう…幸恵…ちゃん…ヒクッ…ううっ」
幸恵の顔を見た瞬間今まで我慢していた織姫の瞳から大粒の涙が溢れ出し、幸恵は織姫の体をギュッと抱きしめた。
「不安にさせてごめんね
でも大丈夫…チャドは生きてるよ
霊圧は確かに弱々しいけど、心配いらないわ」
織「ヒクッ…でも…でも!」
「ーー織姫、よく聞いて
私は今藍染に着けられたこのブレスレットのせいで普通の死神ぐらいの霊力しか出せないの」
織「…え」
「始解はできるけど卍解ができなくて、正直これからの戦いでどうしたらいいか策がないの…。
そして、無理矢理外そうとすれば強力な電流が流れる仕組みになっているわ」
織「そ、そんな!」
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