第48話 勝つ自信
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その頃織姫は不安な気持ちを抱えたまま、皆が無事である事を祈りつつ窓から月を眺めていると、部屋の扉が開くと同時にウルキオラが声をかけてきた。
ウル「ーー入るぞ」
彼の声が聞こえてきたので織姫は彼の方を振り向くと、その目は何かを訴えたい表情をしていた事にウルキオラは気付いた。
ウル「…どうやら気づいたらしいな
ノイトラの馬鹿が逸ったらしい
自宮で待てと命が下っていたものを…」
織「…茶渡君は死んでないよ
死んでない」
ウルキオラは視線だけ織姫に向けた後、廊下に待機していた虚に声をかけた。
ウル「入れ
食事だ 食え」
ウルキオラの合図で食事を乗せたワゴンが入ってくると、彼は織姫に食べるよう命令した。
織「…………いりません」
ウル「藍染様のお声がかかるまで命を保つのもお前の勤めだ
食え」
織「………」
ウル「俺が無理矢理ねじ込んでやろうか?
それとも縛り付けて栄養注入だけにしてほしいか」
織「…茶渡君は死んでない……」
ウル「しつこいぞ
どとらでもいいそんな事は
何と言ってほしいんだ俺に?
『心配するなきっと生きている』とでも?
くだらん
俺はお前をあや為に此処に居る訳じゃない」
織「………」
ウル「…解らんな
何故そうも生き死にに拘る?
いずれにしろ程なくお前の仲間は全滅する
それが一人早まったから何だと言うんだ
こうなる事は最初から予測できたはずだ」
織「……やめて…」
ウル「できなかったとすればその責任は奴等の愚かさにある
馬鹿な連中だと笑えば済む事だ
何故それができない?
俺なら自分の力量も量れずにこの虚圏に乗り込んだ奴等の愚昧に怒るがな」
今まで黙ってウルキオラの話しを聞いていた織姫だったが、彼の言った事に対して怒りを覚えた彼女はとっさに体が動いた。
ーーしかし次の瞬間、その部屋に幸恵の声が木霊した。
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