第47話 私にできる事
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広間から自分の部屋に戻ってきてからというものの、幸恵はソファーに座ったままずっと考え事をしていた。
ーーこれから私はどう動けばいい?
私がここで何もしなくても一護達はそれぞれで動く事は明確。
今の段階だと一護達はネルちゃんと出会っている頃かルキア達と再会しているか…。
一護とチャドと雨竜は十刃(エスパーダ)との戦いの前に十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)との戦いがあるから…今すぐに行くとすれば織姫の所かな…?
「はぁ〜…色々考えてても埒が明かないなぁ
皆が同時に動いているからどれを優先なんて分かんないよ∪」
いろいろ考えていると少し頭が痛くなってきたので幸恵は溜め息をついて大きく背伸びをした。
”コンコン”
「はぁ〜い」
藍「少し良いかな?」
控えめなノックが聞こえてきたので、幸恵はそれに対して返事をすると、開かれた扉の先には藍染の姿があった。
今は藍染に会いたい気分では無かったので彼の顔を見た瞬間嫌そうな顔をしたが、彼はそんな事お構い無しに部屋へと入ってきた。
「入っていいとは言ってないけど?」
藍「先ほど織姫に崩玉を見てもらったよ」
「…っ!」
藍「ククッ…今の幸恵君と同じような表情だったね
ーーまぁアレの力は強大だ
人間であるあの子にとって崩玉は見るだけでもキツいだろうね」
「……藍染は……あの子に何がしたいの?
お願いだからあの子の気持ちを…心を苦しめるような事はしないで!」
藍「さぁ、何の事かな
私はただあの子に『君の力が必要だ』と伝えたまでだ
協力するか…しないかは…織姫自身だよ。
でもまぁ、彼女にとって何が最良かはーーー。
君にも分かるだろう」
「……さぁ、私には分からないし、分かりたくもないわ
言っても分からないなら私が止めてみせる」
幸恵は部屋を出て行こうと彼の隣を通り過ぎて行こうとしたその時、藍染は彼女の腕をつかんで阻止した。
”グイッ”
藍「君には少々不自由になってもらうよ」
「…え」
”カチャ”
そして次の瞬間、聞くよりも早く自分の腕に白いブレスレットが嵌められてしまい幸恵は「何これ?」といった表情でそれをマジマジと見ていると自分の身体に少し違和感を感じた。
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