第45話 織姫との再会
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市丸との情事の後、幸恵はベッドの上で眼を覚ました。
辺りを見渡すと自分の部屋だという事が分かり、彼がここまで運んでくれたんだろうと思っていた。
「っ…い…たぁ∪」
ベッドから体を起こそうとしたとき、下腹部に鈍い痛みが走ったので表情を歪ませていると、ソコから市丸との行為で出された液が流れ落ちていた。
「………ギンちゃん…………ハァ〜∪
シャワーに入って綺麗にしないと」
幸恵は重たい足取りでシャワー室に向かい、ベタベタしている体を隅々まで綺麗に洗い流していった。
ーーアレからグリムジョー達はどうなったんだろう。
もし計画通りに行ってるなら…
織姫は明日ーー。
シャワーから出た幸恵は髪を乾かし、新しい衣装に着替えると、先ほどよりスッキリとした顔をしていた。
織姫が此処に来るまで時間はあるだろうと思っていると、幸恵の部屋の扉が勢いよく開かれた。
”バンっ!”
「Σっ!………グリムジョー!?」
突然開かれた扉の先には現世に行ってたはずのグリムジョーの姿があり、その体には痛々しい程の包帯が巻き付けられていた。
「グリムジョーおかえり。
その傷ーーーっ!」
”ギュ”
部屋に入ってくるなりグリムジョーは無言で彼女の元に歩みよると、そのまま力一杯幸恵を抱きしめた。
「えっ!?…何!?どうしたの!?/////」
グリ「…………」
「グリムジョー?」
グリ「…………」
何度彼の名前を呼んでも、グリムジョーは何も言わずただ彼女の事を抱きしめていた。
あらかた現世で何があったかは把握していた幸恵は彼の背中に手を回し、そっと抱きしめると彼を落ち着かせるように背中を撫でた。
「……一護と戦ってきたんでしょ?」
グリ「……っ!」
「藍染から聞いたよ。
……でも、彼から聞かなくても今回の事知ってたし…」
グリ「…そうか
……あの男…何度もお前のこと聞いてきた
幸恵を返せなど…幸恵は大丈夫なのか…など……何度も何度もほざいてきやがる」
っ!…一護……。
心配してくれてたんだ
グリ「幸恵は…アイツには渡さねぇ!」
「…え?」
グリ「俺はあの死神を殺して、お前を俺の側におく!
アイツさへ死ねば!死神の奴等を一掃しちまえば!
幸恵は向こうに帰る理由なんかねぇだろ?」
グリムジョーの眼は真剣そのもので、彼のそんな問いかけに対して、幸恵は少し考えると言葉を発した。
「……私は……ずっとここにはいれない」
グリ「っ!」
「私はこちら側の住人じゃないから」
…そう…私はこの世界の人間じゃない…。
いつまでここにいられるか分からないし、もしかしたら帰れないかもしれない……
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