第44話 現世再来
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ウルキオラは幸恵を室内に通すと、幸恵はウルキオラの腕をギュッと掴んだ。
「……藍染から聞いた」
ウル「何をだ?」
「今日、グリムジョーとルピとヤミーとワンダーワイスが現世に行くって…」
ウル「あぁ、間違いないな
…それがどうした?」
「ウルキオラはその間井上織姫に接触するんでしょ?」
ウル「井上織姫をこちらに連れてくるようにと藍染様に命令されている
それが俺の任務だ」
「お願い…織姫には手を出さないで!
あの子は私にとってとても大切な人なの!」
ウル「………幸恵」
ウルキオラは彼女の頬に手を添えると、いつもと変わらないその表情でそっと撫でた。
ウル「…これは藍染様のご命令だ。
俺は藍染様に言われた事を実行するまでだ
……幸恵に何を言われようと、俺には井上織姫をここに連れてくる義務がある」
「…っ!…そんな…」
ウル「話しはそれだけか?」
「………私……」
ウル「…?」
「……ウルキオラと少しだけ仲良くなれたのなら嬉しいって思ってた…。
ウルキオラだけじゃない…ここにいる皆と仲良くなって……いつか死神と破面もお互いが理解し合える時が来るんじゃないかって……そうなったらいいのになって思ってた
……でも…私ばかりがこんな夢を抱いても……何もかわらない……
やっぱり…私と貴方は所詮は敵同士。」
ウル「……っ!」
”ダンっ!”
「Σキャッ!……ウ、ウルキオラ…?」
ウルキオラは幸恵の体を壁に押し当て壁に手を付くと、自分と壁の間に幸恵を閉じ込め逃げられないようにした。
突然の彼の行動に驚いた幸恵は小さく悲鳴をあげると、視線の先には冷たい霊圧を放ちながら自分の事を見下ろしてくるウルキオラの姿があった。
ウル「……何も変わらない…だと?」
「…え…?」
ウル「俺の気も知らないで…よくそんな事が言えたものだな」
「…何を言ってーー」
ウル「人間の事も……死神の事も……俺は何も理解できん。
ましてやそこに何かの感情があったとしても、俺にはそんな物必要ないと思ていた
だが……俺は」
”コンコン”
ウル「っ!…はい」
ウルキオラは幸恵に何かを伝えようとしたその時、彼の部屋に扉をノックする音が響くと、話そうとしていた言葉を遮るようにして外から藍染の声が聞こえた。
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