第44話 現世再来
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幸恵が虚圏に連れてこられて暫く立った日の事だった。
「……今……何てーー?」
藍「聞こえなかったかい?
グリムジョー、ルピ、ヤミー、ワンダーワイスに現世に行ってもらう」
「現世に…?」
……まさか…!!
部屋で寛いでいると、藍染が幸恵の部屋に来た。
いつものように彼女の小さな体を抱きしめてきたので、幸恵が彼の腕を振り払うと、隣に座ってきた藍染が彼等の現世行きの事を伝えてきた。
「…本当の目的目的…って………織姫…よね?」
藍「ーー本当に君には隠し事は出来ないな
そうだよ…井上織姫をこちらに連れてくる」
「…私が此処にいるなら織姫は関係ないでしょ!?
彼女には手を出さないで!」
藍「確かに、私の側に君がいてくれるだけで、それは満足している。
しかし、井上織姫にはもっと他の事で役に立ってもらわなくてはいけない。
幸恵君、君には悪いがその意見を聞く事は出来ないな」
「…そんな
なら私が直接ウルキオラに!!」
”グイッ”
「っ!」
ソファから立ち上がろうとした時だった。
藍染は幸恵の腕を掴み、自分の方に引き寄せると、自分の顔を近づけ彼女の耳元で囁いた。
「ちょ、離して!////」
藍「……勝手な事をされては困る
…と言いたいがーーまぁいいさ。
頑張って足掻いてみるといい…。
幸恵君が守ろうとしているものは、どこまで守る事が出来るかな」
「……アンタの思い通りにはさせない…。
そして、仲間は傷つかせない
言っておくけど、私は”藍染”の仲間になった覚えは無いから
確かに他の皆とは仲良くなりたいとは思っているわ
…でも、私の大切な人達を傷つけるってんなら話しは別よ
その事を忘れないで…!」
幸恵は藍染から体を離し彼をキッと睨みつけると、そのまま部屋から出て行った。
藍「やれやれ……”藍染”じゃなく”惣右介”だと何度言えば……」
***********
”ドンドン!”
「ウルキオラ!…ウルキオラいるんでしょ!?」
自分の部屋から飛び出してきた幸恵は、その脚でウルキオラの部屋の前に来ていた。
”ガチャ”
ウル「…何だ」
ノック音に気づいたウルキオラは扉を開けると、そこには険しい表情をした幸恵の姿があった。
「ウルキオラ…話しがあるの」
ウル「……入れ」
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