第42話 彼の嫉妬
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……ん」
次の日目を覚ました幸恵は気だるい体をそっと起こすと、自分の隣には昨晩体を重ねた相手が眠っていた。
幸恵はグリムジョーの寝顔をジッと見つめると、昨晩グリムジョーが自分に言った言葉を思い出し、小さく溜め息を突いた。
【好き…だ
……俺は幸恵の事が好きだ!
藍染にもウルキオラにも…誰にも渡したくねぇ】
……嬉しくないわけがない
正直言ってかなり嬉しい!!
超嬉しい!!
普通に言われたらメチャクチャ鼻血出ちゃうから!!/////
もうBLEACHファンには堪らないぐらいキュンキュンしちゃうよ!!
ーーーでも…でも…!
一人に決められないから困ってるんじゃないかぁぁああああ!!!!
最初っから好きな人を一人決められるなら、いちいち迷ってないわぁああ!!#
つーか何!?
何でこの世界って無駄にイケメン率が高いのよ!!#
イケメンばかりなら誰か一人だなんて選ぶ事出来ないでしょ!!?
もしこの漫画の登場人物が、一護とグリムジョー以外全て二番隊副隊長の大前田見たいなビジュアルなら、こんな事には絶対なってなかったと思う!!!
グリ「…おい…さっきからなに一人で百面相してやがる」
「Σげっ!!∪…グリムジョー起きてたの?/////」
グリ「あぁ、さっきな」
”グイッ”
「ひゃぁっ/////」
いつの間にか起きていたグリムジョーは髪をかきあげると、いきなり幸恵の体を自分の方に抱き寄せた。
驚いた幸恵は小さく悲鳴をあげると、彼の大きな体にスッポリと納まり、グリムジョーは彼女の体温を感じるかの様にして腕に力を入れた。
「ちょ、ちょっとグリムジョー!/////
離して!」
グリ「…離したら俺の事好きになってくれるのか?」
「…え」
グリ「この腕を離したら、俺だけのモノになってくれるのか?」
「っ……それは……昨晩も言ったけど私は…「諦める気はねぇ。」
グリ「俺は俺の欲しいものを手に入れる。
気持ちが俺にむかねぇなら、全てをぶっ殺してでも手に入れてやる」
「……/////」
彼の思いは本気らしく、チラリとグリムジョーの顔に視線をやると、彼の鋭い瞳が幸恵の姿を捕らえていた。
彼女自身一瞬ドキッとし、少し顔が熱くなるのを感じた。
「…なら私がグリムジョーのモノになる代わり、一護達のと戦いを止めてって言ったら止めてくれるの?」
グリ「…それは」
「…無理でしょ?
私は現世も尸魂界も大事だから…。
勿論此処にいる皆の事だって大好きだよ
ーーだから言ったでしょ?
『私はこの世界で誰か一人を決める事ができない』って」
幸恵の言葉にグリムジョーは言葉を詰まらせると、抱きしめられていた彼の腕をすり抜け、ベッドから起き上がり部屋を後にした。
「じゃ、私自分の部屋に一旦戻るから」
.