第39話 彼と私の意外な時間
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「ねぇ…ウルキオラ」
ウル「………何だ」
「…ウルキオラって暖かいね」
ウル「…っ」
「……私さ…正直不安なの
自分の大切な人が傷つかない様にするにはどうしたら良いのかっていっつも考えちゃって…。
手を伸ばそうとすればする程…いつもすれ違ってしまう
ただ護りたいだけ……誰にも悲しい思いをさせたくなかったんだ…。
誰か一人でもいなくなってしまえば……必ず悲しい思いをする人が現れるから
それは敵であっても…味方であっても……。
ーーーーだから私は……ってこんな事ウルキオラに言っても分からないよね。
どうせ人間だけの感情にしかすぎないから」
ウル「人間の事など俺には分からん
ただ弱く、脆く、儚く、時には己の感情すらまともにコントロール出来ない…」
「まぁ、そうだろうね」
ウル「ーー貴様は」
「ん?」
ウル「貴様は俺が消えてしまったら…悲しくなるか?」
「……ぇ」
ウル「グリムジョーや市丸様、藍染様が消えてしまったら悲しくなるのか?
……それが敵であっても」
「………どうだろう……
…でも、もし本当にそんな事があったら私は悲しくなるかもしれない」
ウル「…貴様は変わった人間だな」
「うん…そうなのかもしれない。」
ウル「ここにいる間は不安にはさせない。
貴様が少しでも悲しまずにすむのなら、俺は側にいてやる」
「っ!」
ウルキオラは幸恵を抱きしめていた腕に力を込めるとそっと目を瞑った。
ウル「………もう寝ろ
ーーーーー幸恵」
「………っ!
…うん
ーーーーおやすみ」
END