第38話 ツンデレだジョー
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グリ「藍染はテメェを無傷で連れてこいと言ってた。
それがどういう意味なのか知らねぇが、その霊圧と関係があるのか?」
「…あぁ、霊圧が違うのは私が異世界の人間だからだよ」
グリ「…異世界?」
「そ、私は尸魂界にも現世にも存在しない異世界の人間…。
初めから何処にも存在しないの」
グリ「からかってんのか?」
「からかうならもっと別のやり方でやってるよ。
私のいた世界では、ここは物語の世界なの……存在しない世界、想像の世界。
だから皆の事も知っている」
グリ「…俺たちの事も初めっから知っていたのか?」
「知ってたよ。
この世界に来て大好きな人たちに会えて凄く嬉しかったしね
あ、勿論グリムジョーも私の中では逢いたい人ランキングにちゃんと入ってたからね♪」
グリ「何だそれ」
「けっこうアンタも人気あるんだよ〜。
ま、1位の一護には勝てないけどね
……グリムジョーが私の霊圧に違和感を感じたのはその所為。
私が異世界の人間だから。
惣右介に目をつけられたのも多分その所為だよ」
グリ「…信じられねぇな」
「信じてもらわなくてもいいよ
ってか信じろって方が無理な話しだからね」
幸恵は小さく微笑んだ。
グリ「テメェは自分の世界に帰りてたいと思わねぇのか?」
「ん〜…帰る時期が来るなら帰らなきゃいけないと思うけど……今はまだこの世界にいたいかな。
グリムジョーにも折角逢えたんだし、ここにいる間は仲良くなりたいしね!」
グリ「っ…」
「私の大切な人を傷つけるのは許せないけど、それを抜きにすると、私グリムジョーの事結構好きなんだよ」
グリ「っ!?」
こいつ頭おかしいのか?
敵に対して好きって……本当のバカか?
…それとも……
幸恵の言葉を聞いてグリムジョーは一瞬驚いた表情を浮かべた。
「ファ〜〜〜!……私眠くなってきちゃた。
此処ってずっと夜だから常に時計を確認しておかないと時間も分からないんだよね
じゃ、部屋に戻るよ。
またねグリムジョー」
時計を確認すると時刻はすでに夜の10時になっており、幸恵は欠伸をすると、彼の部屋から出て行った。
END