第34話 真っ白な世界
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「……っ……」
重たい瞼をゆっくりと開き、意識を取り戻した幸恵はボーッとする感覚に襲われつつ見慣れない天井に視線を向けていた。
……こ…こは…?
……見慣れない…部屋
…さっきは黒かったのに…
今度…は真っ白…だ
…真っ白…
…真っ白?
………白
”ガバッ!!”
「Σグゥッ!……ハァッ…ハァッ…」
腹部が痛い…………あぁ…そうか
私…雨を助けた時に
幸恵は勢い良く体を起こすと、突然彼女の体にとてつもない激痛が走り、体に視線をやると痛々しく包帯がまかれ、腕には輸血の真っ最中であろう点滴の管が繋がっていた。
「…見慣れない…部…屋……ってことは…」
……ここは虚夜宮なんだ……
痛む体を再びベッドに横たわらせ、どちらにしろ動く事の出来ない幸恵はおとなしくする事にした。
私はこちら側に来て正解だったんだろうか?
現世にいれば織姫を守る事だって出来たはず
……あ…平子にも会ってみたかったなぁ
…ひよりと平子の漫才も見れたかもしれないのに…
幸恵は頭も中で現世にいたときの事を想像していると、感じた事のある霊圧がこちらに向かってきている事に気づき、幸恵も嫌な予感をしていた。
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