第33話 己の無力さ
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グリムジョーの言葉を最後に、空を裂くようにしてできた空間も消えてしまい、辺りは何事も無かったかの様に再び静けさに包み込まれた。
そして、その場に立ち尽くす一護の背後からはイールフォルトの戦いで大けがをおった恋次が立っていた。
恋「…破面どもは……虚圏に帰ったのか……」
黒「…………」
恋「…勝ったのか」
黒「………………敗けた」
恋「…馬鹿野郎
生きてりゃそれで勝ちじゃねぇか」
黒「………嘘…吐くなよ………お前が俺なら、そうは言わねえ筈だぜ。
……俺は誰も守れちゃいねぇ……全て幸恵が守ってくれたんだ………なのに…なのに……幸恵は……」
恋「すまねぇ……俺が着いていながら………幸恵を守れず…連れて行かれちまって」
黒「………いや……俺は恋次を攻めてるんじゃねぇ……」
俺は……こんなにも弱いのか…
また……守れなかった……
大切なアイツの笑顔を…
また……手放してしまった…
アイツの手を……
くそっ…
クソっ!
黒「…グリムジョー…」
END