第32話 動き出した破面
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ーー虚夜宮ーー
藍「…さあ見せてくれウルキオラ
君が現世で見たもの、感じたことの全てを」
ウル「…はい」
ここ虚夜宮では現世より帰還したウルキオラとヤミーが藍染に報告をしていた。
高い位置にある玉座には藍染が座っており、その周りには招集にかけられた破面たちも集まっていた。
ウルキオラは自分の左目を取り出し握りつぶすと、現世での映像が浮かび上がってきた。
藍「ーーー成程
それで彼を「この程度では価値無し」と判断したという訳か」
ウル「はい
”我らの妨げとなるようなら殺せ”との御命令でしたので……でも海藤幸恵とかいうあの女は…」
藍「クスッ…不思議な女性だっただろう?
どんなに欲しいと願っても、彼女を手に入れる事だけが出来ないんだよ」
ウル「あの霊圧……膨大なモノを感じました。」
藍「幸恵君の霊圧は護廷十三隊の全隊長各の霊圧よりも遥かに上をいくんだよ
…油断したらどうなるか」
ウル「藍染様よりもですか?」
藍「あぁ、そういう事になるね
彼女が本気を出しても出さなくても、私が勝てる見込みなんて無いのさ」
「温ィな!
こんな奴ら俺なら最初の一撃で殺しているぜ」
藍染とウルキオラの会話の最中、ウルキオラの背後から活きのいい男の声が聞こえた。
ウル「…グリムジョー」
グリ「理屈がどうだろうが『殺せ』って一言が命令に入ってんなら殺した方が良いに決まってんだろうが!あ!?」
シャ「…同感だな。
いずれにしろ敵だ…殺す価値は無くとも生かす価値など更に無い」
グリ「大体ヤミー!
テメーはボコボコにやられてんじゃねーか!!
それで「殺す価値無し」とか言っても「殺せませんでした」にしか聞こえねーよ!」
グリムジョーの喧嘩腰の物の言い様にキレる寸前のやミーだったが、彼の前にウルキオラが止めに入った。
「いざというときは自分が黒崎一護を殺す」とのウルキオラの言葉に言葉をグリムジョーは言葉を詰まらせると、玉座からずっと見ていた藍染が口を開いた。
藍「…そうだな。それで構わないよ
君の好きにするといいウルキオラ」
ウル「…有難うございます」
藍「ただし、誰であろうと幸恵君には絶対手出しは無用だよ。
彼女だけは無傷で私の前につれてくるんだ」
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