「私は大丈夫。腕を折ったぐらい何ともないよ♪」


織「でも！でも！」


「片腕がなくても私の卍解なら大丈夫！だから織姫は絶対此此処を動かないで！！」


それだけを言い残すと、幸恵は再び瞬歩で一護の元へ向かった。



（これ以上一護を傷つける訳にはいかない！！）


「霜天に坐せ『氷輪丸』！！」


“ゴォォォォォ！！”


ヤ「っ！！」


黒「！！」


ウル「っ！？」


幸恵は卍解の鏡から日番谷の斬魂刀を取り出すと、その始解で一瞬にしてヤミーの腕を凍らせた。



「良かった、この前尸魂界でシロちゃんの斬魂刀の能力をコピーしておいてよかった♪」


ヤ「邪魔しやがって！！こんなもんで勝てると思うなよ！！女ぁああ！！！」


「ゲッ！今度は私！？」


ヤ「終わりだ！！潰されて消えろ！！！」


ヤバいと思い、幸恵は一護を守るようにしてギュッと抱きしめると、次の瞬間彼らとヤミーの間に紅い盾が現れた。


「どぉ―――も―――v遅くなっちゃってスイマセーン黒崎さん、幸恵さん♪」



パンっ！と音を立てて紅い盾が割れると、そこから姿を現したのは喜助と夜一だった。



ヤ「…なんだ！？次から次へと邪魔くせえ連中だぜ…割って入って来るってことは…てめぇらから殺してくれって意味で良いんだよなぁ！？」



ヤミーは勢い良く二人に向かって攻撃を仕掛けていったが、夜一によって一瞬にして交わされてしまい、ヤミーも何が起きたのか理解することが出来なかった。


ヤ「くそがぁアアアア！！！」


夜「一応井上の様子を見てくる」


喜「はいな」


ヤ「待てコラァ！！！！」



夜一は、幸恵が守ったこともあって織姫に怪我はないだろうと思っていたが、一応様子を見に彼女のものへ向かった。

しかし、イラ立ったヤミーは夜一に向かって手を伸ばそうとしたが、夜一も瞬歩でヤミーの手に移動すると、もの凄い威力の蹴りを顔面に食らわせ、二撃目は頭に攻撃をすると、大きな音を立てて地面に崩れ落ちた。




喜「幸恵さん腕は大丈夫っスか？」



「喜助さん……あはは（苦笑）駄目っぽい。ヤミーの攻撃受けちゃって複雑骨折してるかも…」



喜助は幸恵の左腕を見ると、骨が腕に刺さってる所為か、大量の血がボトボトと地面を濡らして行った。




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