「俺の『魂吸』で魂が抜けねぇってことは、出てるししろ隠れてるにしろ、ちったあ魂魄の力があるってこった！なぁ！？」


突然現世に現れた破面、ヤミ―とウルキオラは、ところ構わず人間の魂魄を吸い上げ、ターゲットを探し出していた。


そんな中、ヤミ―の魂吸で辛うじて助かったたつきだったが、強力な霊圧に当てられ意識を失いかけてた。



ヤ「ウルキオラ！！こいつか！？」

ウル「よく見ろバカ。お前が近づいただけで魂が潰れかけているだろう。ゴミの方だ」


ヤ「ちっ…んじゃぁ魂吸で生き残ったのはたまたまかよ。くだらねぇ。じゃあな」


ヤミ―はたつきがターゲットじゃないと知らされると、ガッカリした表情をし殺そうとした。



しかし次の瞬間、ヤミ―の足はたつきに届くことなく、駆け付けたチャドと織姫によって阻止された。



茶（こいつ…ただの蹴りがなんて威力だtね！！…やはり井上がどうにかできる相手じゃなさそうだ…！！）



茶「…井上…話した通り…有沢を連れてさがってくれ…」


織「うん…無理しないでね茶渡くん…」



ヤ「ウルキオラ！！こいつかー！？」


ウル「…ヤミー、お前もうちょっと探査神経を鍛えて自分で判断できるようになれ。一目見ればわかるだろう」






ウル「そいつもゴミだ」




ヤ「そうかい！」






“ドォォン！！！”





あたり一面にはヤミ―の霊圧と茶渡の霊圧がぶつかり合い、物凄い爆発音が響き渡った。


たつきを抱えてその場から離れようとした織姫だったが、彼女の背後にはヤミ―の一撃によってぼろぼろになった茶渡が、地面に崩れ落ちた。



織「茶渡くん！！！」


ヤ「ウールーキーオーラ～～～～～あ。この女もゴミか？」

「ああ、ゴミだ」

ヤミーは織姫を前に不敵な笑みを浮かべ、ターゲットじゃないとわかると、問答無用で攻撃を仕掛けてきた。



しかし次の瞬間



「破道の三十一“赤火砲”」


“ドォォォォォオオオオン！！！！”



ウル「Σっ！！？」


織「！！！」


突然大きな爆発音とともにヤミ―の顔をめがけて鬼道が落ち込まれた。

予想もしていなかった事態にその場にいた者たちが大きく目を見開いた。









END