第27話 ただいま現世
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黒「だアアアアアアアっ!!!!!
何で!?
何で俺らまたこんな危ないトコ通ってんの!?」
現世に戻るために穿界門に足を踏み入れた一護達だったが、行き同様帰りの穿界門も同じように拘流が彼らの背後から迫ってきていた。
黒「大体さっきの正式な門じゃねーのかよ!!
正式な門なのに正式なルート通らせてくんねーのかよ!?
イジメ!?」
夜「一人一匹ずつ地獄蝶をつけとらんと正式なルートは通れん!!
地獄蝶を使えるのは死神だけじゃ!!安心せい!!
文句言っとる間に出口じゃ!!」
彼らはひたすらに走り続けていると前方に一筋の光が見えてきた。
出口を知りラストスパートを一気に走っていくと、出てきた先は建物の立ち並ぶ上空だった。
黒「…え……うぉぉおおおああああ!!!!」
気付いた時にはすでに遅く、重力に逆らうことのできない彼らは一気に落下していったが、次の瞬間五人と一匹は巨大な布に巻かれ、グルグルと回転しながら飛ばされた。
「よっしゃぁ!!
きたきたきたきたぜぇ~~~~!!!」
黒「何だ!?
何か声が聞こえるぞ!?」
ジン「じん太ホ――――!ム!!「テッサイデスキャッチ!!!」
「グフッ!!!」
先ほど以上に回転を加速させ、先ほどまで暗かった視界が開けると五人と一匹の前に喜助は勿論の事、テッサイ、ジン太、雨がいた。
喜「おかえりなさ――い♪みなさん♪」
黒「…浦原…さん」
「…喜助…さん」
喜「…お帰んなさい…黒崎さん、幸恵さん…――聞いていますよねアタシの事」
黒「…あぁ」
重苦しい空気とともに少しの沈黙が続いた。
イチゴは少々気まずそうに視線をずらし、一言答えると喜助は帽子を脱いで深々と頭を下げた。
喜「本当にすいませんでした…!」
黒「………止めてくれよ、いーんだよもう。
別に怒ってるわけじゃねぇし、別に悪いことをしたわけでもねーだろ。
気持の在りかはともかく俺らはあんたに助けてもらったし、強くしてもらった。
感謝しているさ」
「そうだね、其れに今回の事で大切なモノを見つけることが出来た。
…仲間を思う心、守りたいと思う覚悟…喜助さんがそうしてくれなかったら今の私達はいない…だからこれ以上謝らないで」
喜「…はい」
黒「…………ただ一つだけ聞いていいか?
俺に本当の事を言わなかったのは…言えばビビって逃げると思ったからか?」
喜「当たりッス!!v」
〝ゴンッ!”
喜「うっ!」
黒「そこだけ腹たつ!!#」
喜「ま…まさかヒジがくるとは…予想外ッス…ιι」
黒「…それから…ルキアにだけはちゃんと謝ってやってくれ…多分あいつも俺らと同じこと言うだろうけどさ」
喜「……はい…」
それから石田をはじめ、織姫や茶渡、一護達は家の近くで下してもらうと、幸恵も前みたいに浦原商店に帰ってきた。
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