織姫はルキアが居ないと大騒ぎをして彼女は一護のもと走り去ってしまった。


幸恵は彼女の居場所を知っていたため、苦笑いをしながら織姫と別れると、一人その足である場所へと向かっていった。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊




白「……何故生きているのだと…思っているのだろうな……」


恋「……まさか…あんたが死んじまったら俺は誰を目指して強くなりゃぁいいんスか」



白哉の病室には恋次がお見舞いに来ていた。
広々とした病室の窓側には白哉のベッドがあり、そこからは気持ちいほどの青空が風とともに雲を運んでいった。


恋「…隊長…俺は…」

そんな天気とは反対に病室内は深刻な雰囲気だった……が…―――。



黒「恋次ィ!!!!!」

〝バンッ！！”


恋「うるせぇよ！！＃＃

〝ゴンッ！”

黒「おう！？」


恋「何の用だテメー…俺今ちょっと良いこと言うとこだったんだぞコラ…＃＃」

黒「お…おう…すまん…ιι」



彼らの雰囲気とは反対に大声で勢いよく病室の窓からやってきた一護だったが、折角良いことを言おうとした恋次は邪魔されたことにイラついていた。


黒「ルキアどこいったか知らねぇか？」

恋「あ？何だ！？ルキアがどうかしたのか!?」


黒「い…いや知らねぇなら良いんだ別に」

織「黒崎く～～～～ん三階の窓なんて登っちゃ危ないよ…」


黒「オマエこそ…てかスゲェなどうやって登ってきたんだ！？…悪ぃ！恋次！白哉！俺らいくわ！」


織「おじゃましました恋次くん白哉さん！」


織姫と一護は三階から降りると再び走り去ってしまった。
そこはまるで嵐が去った後のように再び静けさを取り戻した。



恋「…何だァ？あいつら……？どうかしたんスか隊長？」



白「…いや…あの男……よもやこのまま私のことを呼び捨てで通すつもりではあるまいな……」



恋「………………………」





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そのころ幸恵は花を片手に三階の廊下を歩いていた。



「一護と織姫の霊圧が遠のいていくってことは……あぁ～あι一護と恋次のやり取りを見るの遅かったかぁ！……でも私もあとでルキアの処へ行くか♪」


一歩一歩足を進めていく先に白哉の病室は近くなり、中へ入ると恋次と白哉がそこに居た。


「白哉♪お見舞いにきたよｖ体調はどう？恋次も大丈夫なの？」


恋「よォ♪俺は大丈夫だぜ！傷もだいぶ癒えたしな」


白「幸恵…そなたこそ体はもう良いのか？」


「まだ完全に完治した訳じゃないけど、大丈夫♪いつまでも寝ていられないし…それに白哉や恋次にも会いたかったしｖ」


幸恵は先ほど持ってきた花を花瓶に生けると、先ほどまで殺風景だった病室が華やかになった。







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