第25話 真の真実
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藍染が尸魂界から立ち去った後、四番隊は負傷した死神たちの救護へと配備した。
「ニ班と三班は朽木隊長と海藤君を!
七班と十、十一、十三班は狛村隊長の治療にそれぞれ参加しろ!
阿散井副隊長は第六段階まで施術完了!
八、九班は移送の準備に入れ!!
極めて重症だ!
蒸気結界を張れ!
第八段階までの施術が完了次第、順次綜合救護詰所へお運びしろ!」
思った以上に負傷者が続出し、藍染によってできた傷は命の危険にさらされてしまうほどだった。
ル「兄様…幸恵」
「あの伊江村三席。
我々はどうすれば…」
伊「四班と五班か。
お前たちは旅禍達の治療を手伝え」
「え…?し、しかし…」
伊「…お前たちも、もうわかっているだろう。彼らは尸魂界の恩人だ。急げ」
「は、…はい!」
伊(…それにしても…あの旅禍の女…あの能力は一体何だ…!?
見たこともない術を使う。
旅禍達の中でも特に飛びぬけていて異質な術……私や琥徹副隊長にさえ匹敵するやもしれぬ治療速度……加えてあの程度の傷を見ても揺るがぬその精神力……あれ程の者がもし我が隊にいてくれたら……)
荻「三席の地位を利用してモリモリエロい事しちゃうのになぁ~~vv」
伊「荻堂…#
貴様私にちょっかい出してないで自分の仕事をしたらどうだ!?##」
荻「しましたよォ。
隊長に連絡付きました…ほら」
ちょっかいを出してきた荻堂に伊江村は青筋を立てながら刀を振り下ろすと、ちょっかいを掛けてきた荻堂は涼しい表情で刀を両手で受け止めた。
それからすぐに連絡のついた卯ノ花隊長がやってくると、伊江村は隊長のもとへ駆けつけた。
伊「お疲れ様です卯ノ花隊長!日番谷隊長と雛森副隊長の御容体は……」
卯「日番谷隊長はとりあえず一命を取り留めましたあとは本人次第でしょう。
しかし、雛森副隊長は精神的にショックが大きく、今は寝ています。今は勇音が引き継ぎ処置を行っています」
卯ノ花は残魂刀を鞘におさめると、治療を受けている白哉と幸恵のもとに味を運んだ。
卯「…無茶をしましたね……朽木隊長…幸恵さん」
卯ノ花は二人に声をかけると、白哉の口元がかすかに動き、其れを理解すると、卯ノ花は近くにいたルキアを呼んだ。
卯「…朽木ルキアさん、こちらへ。
朽木隊長が呼んでいます。」
白「…ルキア…そこに居るか」
ル「はい、兄様」
白「……お前に放しておきたいことがある」
【五十年前 早春】
白「五十年前の春の朝…その年、最初の梅の咲く前に私は妻を亡くした」
ル「…存じています…緋真様。
兄様はその奥方に良く似た私を気に入り、私を妹として朽木家にお迎えになったのだと教えられました」
白「……そうだ。
ルキアにはそう言ってうそを教えるようにと、私が屋敷の者に指示したのだ
ル「っ!」
白「――――緋真は…お前の姉だ。
ルキア」
ル「…………」
白「緋真は現世で死してお前と二人戌吊へと送られた…だがそこで一人で二人を抱えて生きることに窮(キュウ)し、まだ赤子だったお前を捨てて逃げたのだとそう言っていた。
……緋真はそれを悔いていた。
私の妻になってから五年も、毎日のようにお前を探し続けていた…そして五年目の春…」
緋【……白哉様、どうか私の妹を見つけてやってください
…そしてどうか、見つけたら私が姉だとは明かさないでください
……明かさずただ白哉様のお力で、どうか妹を守ってやってください。
……私は妹を捨てました……姉と呼ばれる資格などございません…
ですからどうかあの子には白哉様を兄と呼ばせてやって頂きたいのです
……最後まで甘えてばかりでごめんなさい
……白哉様にいただいた愛をお返しできなくてごめんなさい
…白哉様と過ごしたこの五年…………緋真は夢のようでございました………白哉様……………】
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「ニ班と三班は朽木隊長と海藤君を!
七班と十、十一、十三班は狛村隊長の治療にそれぞれ参加しろ!
阿散井副隊長は第六段階まで施術完了!
八、九班は移送の準備に入れ!!
極めて重症だ!
蒸気結界を張れ!
第八段階までの施術が完了次第、順次綜合救護詰所へお運びしろ!」
思った以上に負傷者が続出し、藍染によってできた傷は命の危険にさらされてしまうほどだった。
ル「兄様…幸恵」
「あの伊江村三席。
我々はどうすれば…」
伊「四班と五班か。
お前たちは旅禍達の治療を手伝え」
「え…?し、しかし…」
伊「…お前たちも、もうわかっているだろう。彼らは尸魂界の恩人だ。急げ」
「は、…はい!」
伊(…それにしても…あの旅禍の女…あの能力は一体何だ…!?
見たこともない術を使う。
旅禍達の中でも特に飛びぬけていて異質な術……私や琥徹副隊長にさえ匹敵するやもしれぬ治療速度……加えてあの程度の傷を見ても揺るがぬその精神力……あれ程の者がもし我が隊にいてくれたら……)
荻「三席の地位を利用してモリモリエロい事しちゃうのになぁ~~vv」
伊「荻堂…#
貴様私にちょっかい出してないで自分の仕事をしたらどうだ!?##」
荻「しましたよォ。
隊長に連絡付きました…ほら」
ちょっかいを出してきた荻堂に伊江村は青筋を立てながら刀を振り下ろすと、ちょっかいを掛けてきた荻堂は涼しい表情で刀を両手で受け止めた。
それからすぐに連絡のついた卯ノ花隊長がやってくると、伊江村は隊長のもとへ駆けつけた。
伊「お疲れ様です卯ノ花隊長!日番谷隊長と雛森副隊長の御容体は……」
卯「日番谷隊長はとりあえず一命を取り留めましたあとは本人次第でしょう。
しかし、雛森副隊長は精神的にショックが大きく、今は寝ています。今は勇音が引き継ぎ処置を行っています」
卯ノ花は残魂刀を鞘におさめると、治療を受けている白哉と幸恵のもとに味を運んだ。
卯「…無茶をしましたね……朽木隊長…幸恵さん」
卯ノ花は二人に声をかけると、白哉の口元がかすかに動き、其れを理解すると、卯ノ花は近くにいたルキアを呼んだ。
卯「…朽木ルキアさん、こちらへ。
朽木隊長が呼んでいます。」
白「…ルキア…そこに居るか」
ル「はい、兄様」
白「……お前に放しておきたいことがある」
【五十年前 早春】
白「五十年前の春の朝…その年、最初の梅の咲く前に私は妻を亡くした」
ル「…存じています…緋真様。
兄様はその奥方に良く似た私を気に入り、私を妹として朽木家にお迎えになったのだと教えられました」
白「……そうだ。
ルキアにはそう言ってうそを教えるようにと、私が屋敷の者に指示したのだ
ル「っ!」
白「――――緋真は…お前の姉だ。
ルキア」
ル「…………」
白「緋真は現世で死してお前と二人戌吊へと送られた…だがそこで一人で二人を抱えて生きることに窮(キュウ)し、まだ赤子だったお前を捨てて逃げたのだとそう言っていた。
……緋真はそれを悔いていた。
私の妻になってから五年も、毎日のようにお前を探し続けていた…そして五年目の春…」
緋【……白哉様、どうか私の妹を見つけてやってください
…そしてどうか、見つけたら私が姉だとは明かさないでください
……明かさずただ白哉様のお力で、どうか妹を守ってやってください。
……私は妹を捨てました……姉と呼ばれる資格などございません…
ですからどうかあの子には白哉様を兄と呼ばせてやって頂きたいのです
……最後まで甘えてばかりでごめんなさい
……白哉様にいただいた愛をお返しできなくてごめんなさい
…白哉様と過ごしたこの五年…………緋真は夢のようでございました………白哉様……………】
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