藍「フッ…しかしどんなに人数が多くても全てを捕えれば同じこと」



「「「「「はぁあああ！！」」」」」


゛ザシュ！！”




…――やったか！？




藍「クスッ…かかったね」



「Σっ！？何！！」



゛バキィ！”



っ…――六杖光牢！？



藍「私を倒したかと思ったかい？だが、残念な結果に終わったみたいだね……それは鏡花水月が見せた催眠の私だ。鏡花水月にはあらかじめ鬼道が自動に発動するようにしておいたんだよ。私やギンだけでは幸恵君を取り押さえることができないからね……それに君は私達死神よりはるかに強い。そこは認めるとしよう…私ですらまともに戦ったら命が無いだろうからね………でも、今の君は檻の中に入れられた虎同然だ。」


幸恵は不覚にも鬼道によって身動きが取れず、どんなにもがいてもそれは解けることはできなかった。

その間にも一歩ずつ藍染は彼女に歩み寄り、不敵な笑みを浮かべ頬をペロっと舐めると、そっと耳元で囁いた。




藍「君の負けだよ…幸恵君。「万が一にも」っと言っていたが、それすらもなかったみたいだね」




「っ…――！！」


そして藍染は彼女から離れると少し先にいた雛森に視線を向けた。




雛「…っ……あ、…染…―隊長…」



藍「まぁ、どちらにしろ邪魔者は消すまで。真実を知ってしまった以上…後々面倒だからね」









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