「さて、じゃあここは一護に任せておくね…私はちょっと他に用事があって行かないといけないから」


黒「あぁ、わかった。…………幸恵！必ず戻ってこいよ？」



「クスッ…OK♪じゃあ私からもお願い………無理はしちゃダメだからね？」



黒「わかった」




それから幸恵は瞬歩でその場から姿を消した。










＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



―中央四十六室―


冬「な…何だこいつは…？…どういうことだ…！？………中央四十六室が……全…滅…」



強行突破をするために十番隊の日番谷と乱菊は中央四十六室に足を踏み入れた。

そして長い階段を下って行き二人は目の前の扉に手をかけて中へ入ると、中は一面血の海と化し全滅していた。



冬「…血が乾いている…黒く変色してひび割れるくらいに……殺されたのは昨日今日の話じゃねえってことか…」



いつだ！？

いつ殺された！？

阿散井がやられて戦時特令は発令されて以降はこの中央地下議事堂完全隔離状態に入り


誰一人としてここへ近づくことさへ許されなかった


そして今日俺達が強行突破するまで、ここへ至る十三層の防壁は全て閉ざされたままで何者も侵入した形跡はなかった



つまり




殺されたのはそれより以前！




そして



それ以降に俺達に伝えられた四十六室の決定はすべて――――――




冬「贋物か…！」








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