あたり一面にはとてつもない爆音が響き渡り、目の前にあったはずの双極の磔架を一護と幸恵は破壊し、それに対して死神たちは信じられない破壊力に大きく目を見開いた。



勇「双極の磔架を……」



仙「ブッ壊しやがった…！！」


前「…な……何なんだあいつ等は！？」







ル「い…一護、幸恵…訊くが…これからどうする気だ…？これ程の目の前で上手く姿をくらませる方法など…」



「「逃げる」」



ル「っ！む…無理だ！相手は隊長なのだぞ！！逃げ切れるわけが…」



黒「じゃあ全員倒して逃げるさ…オマエや幸恵だけじゃねえよ。井上も石田もチャドだってきてるんだ岩鷲も花太郎も手伝ってくれた連中はみんな助け出して連れて行く」



「そ♪…それにこれ以上ルキアの悲しむ顔は見たくないよ…こう見えても私だって結構強くなったんだよ？♪」




眼差しから


言葉から



一護と幸恵の力が流れ込んでくるようだ




強くなったのだな……




二人とも――――…



ルキアは少しの間に成長した二人を見て安心しきったような笑みをひっそりと浮かべていると、下の方で何やら声が聞こえてきた。



゛ガシャァッ！”



「グアッ！？」



ル「な…何だ…！？」


ドスッ！”


「うわぁっ！？」


゛ガッ！”


「うっ！」


”ドゴッ！”


「おぐっ！？」



そしてルキアは下にいる者を見て大きく目を見開いた。








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