喜「おや？ようやくお目覚め見たいっスね……あぁ！幸恵さんズルイっス！私には抱きついてもくれないのに！」



「………ιガキかよ…あ、そういえば自己紹介がまだだったねｖ私は幸恵♪宜しくね」


姫「うん♪宜しく幸恵ちゃんｖ」


チャ「ム……宜しく」



お互い自己紹介をすませ、喜助は織姫とチャドに『妙な力が生まれた理由』と『それと一護との関係』について話し出した。

喜「……黒崎一護。彼は確かに死神として並外れた霊力を持っている……だが、その有り余る力を扱う術はあまりにも拙（つたな）い……それゆえ彼の力は意志を持たず、ただやみくもに流れ出るだけ……その流れた霊力はその濃厚さゆえに、あらゆる霊なるものに影響を及ぼす……そしてそれは君達に於いても然り…………思い出してください。君達は過去に幾度か死神姿の黒崎一護と接触したことがあるはずだ！！………黒崎一護との接触によって、君達の魂の底から引きずり出された君達本来の能力なんですよ！！」




喜助に一通り説明は聞いたが、いまだに状況の飲み込めないでいた。




喜「ついて来ますか？」


姫「……え……」


喜「見せて差し上げますよ。ご自分達で確かめるといい……これから君達の踏み入れる世界を。そして…君達の戦うべき敵をね」





外ではテッサイ達が準備を終えて待っていた。

「ねぇ喜助さん」


喜「何スか？幸恵さんｖ」


「メノス…現れるよ」


喜「っ！……そこまで知っていたんっスか？前から聞こうと思っていたんスけど、貴方は何処まで知っているんっスか？」



「さぁ……何処まででしょうｖ」



それだけを言い残し、幸恵は瞬歩で喜助の前からいなくなった。



喜「ずるいっスよ…幸恵さん」










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