浮「幸恵！！」


「あ、浮長隊長！ｖそんなに慌ててどうしたんです？また体調悪くしますよ？」


浮「こんな所にいたのか！？」


「え？まぁ、修行してましたから…それよりもどうしたんですか？そんなに急いで」


浮「大変だ！朽木の処刑が明日になった！！」


「………っ！………そっか…修行してて全然気付かなかった」


「何を呑気なことを言ってるんだ！！？」


浮竹は大きく声を張り上げて、ギュッと幸恵の両肩を掴んで揺さぶった。
しかし、幸恵は動揺せずに右手でそっと浮竹の手を掴んだ。



「大丈夫……ルキアは殺させはしないよ」



浮「…え…？」


「もう覚悟は出来たから！誰も傷つけはしない……何が何でも私が守ってみせる。だから心配しないで………白哉には知らせてあるの？」



浮「…あぁ、知っていた。……だけど今のアイツに何を言っても無駄だった……」


「…そっか…………教えてくれて有難う浮竹隊長♪…あとは私に任せてｖ」


浮「…っ/////………幸恵」


幸恵はﾆｯｺﾘ笑うと浮竹は頬を赤くして、彼女の名前を呼ぶとギュッと包み込むようにして抱きしめた。



「…う…浮竹隊長！？/////」


浮「……お願いだから無理はしないでくれ……部下や仲間を傷つけたくないのは俺だって同じだ……だけど愛しい者はもっと傷ついてほしくない」



「…有難う浮竹隊長/////…でも安心してｖ怪我をするなってのは無理かもしれないけど、絶対に死んだりはしないから」




そのときの風は…いつもと違って穏やかに感じた…


そして幸恵の言葉を聞いて俺は一瞬でも『もしかしたら』と、そう信じていたのかも知れない……。







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