「…言われなくても分かってるわよ……私だって遊びでこの世界に来たわけじゃない…運命を変えることが出来るな
ら！！何だったしてやるわよぉぉ！！！！」


゛ドォォォン！！！”


紅【なっ！！？】



幸恵は今まで以上の霊圧を爆発させると、周りの木々は霊圧によって大きく揺らぎだし、辺りが重苦しい空気に包み込まれると紅覇も予想外の霊圧に目を見開いた。

゛シュンっ！！”


紅【っ！？瞬歩だと】


「…遅い」


紅【何っ！？……ぐはぁ！】




幸恵は瞬歩で紅覇の後ろに回りこむと五人の中から本物の紅覇を見つけ出し、斬魂刀で紅覇が持っていた刀を弾き飛ばすと大きく足を振り上げて地面に叩き落した。



紅【ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ちょっとは手加減しろよ】


「あ…ιゴメン大丈夫？ちょっと自分を見失ってた（苦笑）……っていうか手を抜いたら修行にならないじゃん！」



紅【ま、そうだな。……でもよく俺が本物だって分かったな？】


「うん、紅覇のコピーは霊圧も、能力もスピードも全てが同じで本当に分からなかったんだけど唯一つだけはコピーすることが出来ないの……それは霊絡よ」


紅「はは、そういうことかよ」


「そ♪死神の霊絡は紅いけど、それと同じように斬魂刀の霊絡も紅いのよｖｖでも偽物の紅覇たちにはその霊絡がなかったの♪だからわかったんだｖ」



紅【フッ…幸恵も上達したな】



紅覇は自分の分身をとくと、優しく幸恵の頭を撫でると具象化を解いて斬魂刀へと戻っていった。

しかし、次の瞬間遠くから覚えのある霊圧が近づいてくるのを幸恵は気付いた。







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